Day2，警備員と海老ブラザー ページ3
「あ〜、えっと…その、こんばんは？」
私は今、目の前のエビと見つめあっている。
〜数十分前〜
昨日は小さな小鳥と出会って、何故か肩に乗っかってきたのでそのまま巡回したのよね。
どうやらこの子、収容対象らしかったから降ろそうとはしたんだけど。
小鳥の脚力(？)がものすごくて…信じられないくらい力が強くて…離れなかったのよ。
声をかけても全然反応してくれないし、結局そのまま勤務時間最後まで行動することになっちゃって…
仕事が終わったらあんなに頑なに肩から降りなかった小鳥はすぐに飛んでいってしまった。
一体あの小鳥、何がしたかったのかしら…
今日も巡回を始めたら小鳥、"罰鳥"が飛んできて私の肩に止まった。
降ろすかともできないし、放って置きましょうか。
1人で作業するよりかは良いかもしれないし。
ふと見ると、昨日は空っぽだった収容室に何かが入ったよう。
これはのぞいてみるしか無いわね！
こんな感じで野次馬根性丸出しで中に入ってみたら、
ｼﾞｨ〜
「あ〜、えっと…その、こんばんは？」
機械を挟むように立っているエビと目が合ってしまったのだった。
見られてる、めっちゃ見られてる！
"夜は危険なアブノーマリティは強制的に眠らせているから安心してね⭐︎"って管理人言ってたけどバリッバリに起きているじゃ無い！
そういえば罰鳥も昨日も今日も普通に起きて外出ているし、ガバガバ管理じゃないの会社！
ｼﾞｨ〜
どうしよう…ずっと見つめられてるから緊張してきて喉乾いてきた。
えっと確か野生動物は目を離すと襲ってくるっていうから目を離さないように…
いやアブノーマリティって野生動物と一緒にしても良いの？
あーもう頭の中パニックになるわ
取り敢えずなんか喋らないと、
「…えっと、今日はいい天気ですね〜」
…うん、絶対話題ミスったわコレ。
「アハハ…そのぉ〜」
挙動不審な私を見つめた2匹のエビは、互いに顔を見合わせた後、
機械の中から缶ジュースを取り出して私に手渡し、そのまま動かない私の背中を押して収容室の外に出してくれた。
……缶ジュースはとっても美味しかった。
『今日の記録』
肩に罰鳥が乗っかってきた。
放心状態の私の頬を思いっきり突いてきた。
めっちゃ痛かった。
"罰鳥だけでなく他の報告もしっかり書いて下さい"
ーアンジェラ
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我こそ甘党だ！(プロフ) - ヒマワリさん» コメントありがとうございます！精一杯頑張ります！ (3月19日 21時) (
レス) id: 7e95895d93 (このIDを非表示/違反報告)
ヒマワリ(プロフ) - う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、好き。普通におもしろいです！！！これからも無理のないように投稿頑張ってください！ (3月18日 21時) (レス) @page8 id: eced7873e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：我こそ甘党だ！ | 作成日時：2024年3月2日 0時
