Day11，警備員とハチ ページ15
はーい今日もこの時間がやって参りました実況はいつもと同じAがお送りしまーす。
ｽﾝ
うん、気を取り直すね。
ここ数日ホント散々だったわ。
顔面隠した宣教師(笑)にストーカーにリスカ職員、給料良いから頑張ってるんだけど…
正直転職した方がいいかもしれないと思うようになったわ。
でもなぁ…お金がねぇ…。
しゃーない、給料日まで頑張りましょ。
「…何かしら、なんか臭う？」
通路が鉄っぽい匂いが充満している。
私はこの匂いを嗅いだ事がある。
「…ホント、最悪。」
…"あの記憶"なんて思い出したく無いのに。
「ッあ〜もう！」ﾊﾟﾝｯ
自分の頬を力強く叩いて気持ちを切り替える。
今は仕事なんだからクヨクヨする気はないわ。
きっとアブノーマリティ"血の風呂"の中身が溢れたに違いない！
それか盛大に誰かが鼻血を出したとか。
うん、そうに決まってる。
「よしっ、それじゃあ早速新エリアへ行きましょうか！」
〈教育チーム〉
ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ…
「……」
さっき喝を入れたばっかりだけど、出迎えたのはイヤ〜な音。
行きたくねー。
私ね、一応虫は平気なのよ。
蝶とかなら全然大丈夫。
蜘蛛もギリね。
けど、触ったらグニャグニャしてるやつとか羽音とかはどうしてもムリ。
見るだけで鳥肌が立っちゃう。
「でも、もしかすると凄く可愛いくて友好的かも知れないし。
やっぱり、見るべきよね。」
そろーり、そろーりと扉の小窓から中を覗いてみると…
"黄色く黒い縞模様のある蜂の巣のような体"
"ボロボロの羽"
"３つもある口"
「うん…」
これ、私は無理だわ。
「この会社、動物園でも目指しているの…」
今後もこの調子で虫が増えるのなら、
「転職、考えときますか…」
『今日の記録』
バルサンって経費で落ちますか？
"それ以前に、アブノーマリティに殺虫剤系が効くかわかりませんよ"
ーアンジェラ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
我こそ甘党だ！(プロフ) - ヒマワリさん» コメントありがとうございます！精一杯頑張ります！ (3月19日 21時) (
レス) id: 7e95895d93 (このIDを非表示/違反報告)
ヒマワリ(プロフ) - う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、好き。普通におもしろいです！！！これからも無理のないように投稿頑張ってください！ (3月18日 21時) (レス) @page8 id: eced7873e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：我こそ甘党だ！ | 作成日時：2024年3月2日 0時
