ひっそりと暮らす筈だったのだが。2【転生したらスライムだった件】

56話｢容赦しない｣ ページ9

ベニマルが黒炎をカリュブディスにぶつける

しかし落ちてきたのはお供のメガロドンの1頭だけであった。カリュブディスは健在である


｢魔力妨害ってのは思ってたより厄介だな｣

ベニマルがそう呻くと、

カリュブディスはなにやら気持ちの悪い鳴き声を発する。

思わず耳を塞いでしまうほど。

呆気に取られていたゴブタの近くにメガロドンが突っ込んでくる


｢ちょ！？！まじででかいっすよ？！！｣

メガロドンを見て食料確保の算段をしようとした
ゴブタに噛み付いてくる。


｢こっちが食糧っすか！？｣

いい気味だゴブタ。油断してるからそうなるのだ


『同じ釜の飯を食べた仲だ。骨は海に捨ててあげる』

｢まだ死んでないっすよ！？｣

私に反論しながらメガロドンの攻撃を躱していた

どれ、手伝ってやるかな


動き回るメガロドンを重力操作で捕縛し、頭に弾丸を撃ち込んだ。


頭の中でエネルギーが爆裂して、メガロドンは動きが止まる。終わりだ。


｢た、助かったっす……｣

『まだまだハクロウの特訓が必要なみたいね？私が後でハクロウに頼んでおこう。』


｢味方にも災厄級魔物(カラミティモンスター)が！？｣

失礼なやつだ。足元に撃ち込む。


｢ちょ！？なんでオイラを撃ったんすか！？｣

｢なにか恨みでも！？！｣

『恨みならたくさんあるわ！』

｢めっちゃ良い笑顔っすね！！！！｣



……ここはゴブタ達に任せて、他のメガロドンを
倒しに行こう。上空のメガロドンに向かって跳躍した。

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