最低なんて、言わないで。【Taiga×Hokuto】

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大我が学校を休み続けていることに、クラスのみんなもおかしいなと思うようになって来て。







唯一の救いは大我が台風の目にしか出ないことだったらしく、もし当日大我が来なかった時に2回目を走る男子も決まった。






北斗はリレーガチ勢がいたせいで、休憩や放課後にリレーの練習に駆り出されている。

彩羽はチア部の演技があるから、その練習で今日も遅くまで部活がある。








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久しぶりのぼっち下校。











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部活に入っていなかった私と大我はよくこうやって2人で帰って。


帰りにコンビニに寄って、アメリカンドッグを食べて。


公園に寄ってどっちが先にジャングルジムのてっぺんに登れるか競争したな。





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大我のいない日々になんて、慣れたくなかったのに。











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1人でアメリカンドッグを食べながら、公園まで向かって、1人でジャングルジムのてっぺんまで登ってみた。


周りは、ランドセルを放り投げた男の子たちがサッカーをしていて、逆上がりの練習をしている女の子がいて、ベンチでイチャつく中学生カップルがいる。





ジャングルジムのてっぺんとは言えど、見える世界なんてしれていて。






もし、私がスーパーマンだったら、この中から大我を見つけられるのになあ。








なんて、バカなことを考えていた。

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