【実話】夏みたいな君。太陽のような貴方。最低な私。

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「あ、この人かっこいい」


そう思って、いいねを押した。

始めたばかりのアカウント。

いわゆる自撮り界隈。

自己肯定感が高いのか低いのか、そんな人たちで溢れ返る世界で君を見つけた。



「すごくかわいいです。本人さんですか？」

最初にDMを送ってきたのは君だった。

後から聞くと、悪用じゃないかと疑ったらしい。

「嬉しいです。本人です！」

顔のいい男に褒められて嬉しくない女はいないと思う。

でも、少し話していくと、「この人は多分、色んな人に好かれるよう接するタイプだ」と苦手意識が芽生えた。



私の隣にいた君にその話をすると、君は決まって「もうやめてよ」と苦笑いをした。

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