最低最強そのにじゅうはち ページ8
＊
「グヌぅおオオおぉーー！！！！」
最初に放った呪力はかわされ
少し苦戦はしたものの、最終的には私の術式で
仕留めた。呪霊は気持ちの悪い奇声を発しながら
塵となって消えていく。
「これで任務も終わりかな....いっ、」
少し怪我をした腕を抑える。力が抜けてその場にぺたんと座り込んでしまった。早く皆と合流して帰ろう。そう思いながらも疲労で動かない体。そして消えていく呪霊を見つめていた。はずだった。
「サイごにこれアげるウううオゥぅーー！！！！」
「！！！！」
不覚だった。
消えていく寸前に呪霊は呪力を爆発させ、結界のような物を張り巡らせた。それは物凄い勢いで私の周りを構築させていき、衝撃波の威力で壁などが破壊され瓦礫となって行く。
緊張感が解けて疲労で体が言う事を聞かない私は、
動いて結界の外に出る事が出来ない。
その間にもどんどん結界は私の周りを覆っていく。
「まずいっ、このままじゃ.....！！」
油断していた、甘く見ていた。
この呪霊の本当の力というものを。
四人がかりの任務なのにこんなにあっさり
倒されるはずなかったのに。
動け、動け私の体っ、
足に力が入らない。それどころか片腕は
出血が酷く、ぶらんとだらしなく下がっているだけ。
そして段々と意識が薄れていく。
あぁ、ここまでか.....
「ごめ、硝子。....ケーキ、食べらんないや。」
腕の出血のせいで朦朧とする意識。
ぼんやりと硝子への謝罪を切れ切れに呟いた。
そして霞む視界の中で結界に閉じ込められる寸前
「っおいっ！！！！」
誰かが手を伸ばした。
「さ、とる.....」
私はそこで意識を手放した。
＊
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鈴神(プロフ) - 焼き鳥さん» だいぶ落ち着いてきたのでこれから頑張ります、、！よろしくお願いします！！ (2021年8月21日 20時) (
レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - ちるさん» すっごく遅くなってしまってごめんなさい(汗 ありがとうございます！！ちまちま頑張るのでよろしくお願いします！ (2021年8月21日 20時) (レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - 神無月さん» ありがとう！！不定期だけど頑張ります！最後までよろしくお願いします！ (2021年8月21日 20時) (レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
焼き鳥(プロフ) - 一人暮らし‥！大変そうですね‥お体にお気をつけて下さい！ (2021年3月29日 21時) (レス) id: 99af87c35a (このIDを非表示/違反報告)
ちる(プロフ) - はじめまして！無理しない程度に更新頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2021年3月29日 0時) (レス) id: 62ada1e19e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴神 | 作成日時：2021年3月8日 11時
