嫌いなくせに【五条悟】

最低最強そのにじゅうご ページ5

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「ふぅー......よし、」









顔を洗って鏡を見上げる。
一息吐いて気を引き締め制服に腕を通した。







傑の気遣いのお陰で私は昨日1日休みを貰って、
しっかりと休養をとった。おかげで気持ちも
整理出来て今日は任務に専念できそう。




四人全員での任務。
いつもより手強い呪霊を相手に戦わなければいけない
と聞いて緊張感が走るが、体も休まり落ち着いた今ならしっかりこなせるだろう。






傑に感謝しないと。









任務に向かうために準備を終え、部屋を出ると
すぐに硝子に会った。挨拶を交わすと、彼女は私の顔をまじまじと見て、安心したように「よし、」と頷いて笑った。








「いつもの元気なAに戻ったね、よしよし。」






「硝子.....心配かけてごめんね。ありがとう。」





「なんにもしてないけど？」






硝子が気を使って普段は行かない買い物に誘ってくれたり、色々気遣ってくれていたのは知っている。
その時は余裕がなくてなにも言えなかったことが
申し訳ないけれど、それを言えば当たり前のように
笑ってとぼけてくれた。










良い親友を持ててよかった。








「任務終わったらケーキでも食べいくか！」




「うん！！」








何としてでも無事に帰らなければ。
そう心に言い聞かせて歩き出した。












＊

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