最強， (ページ6)

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このまえの神ちゃんのことを神ちゃんと仲良い流星に聞くことにした。

「流星。最近神ちゃんが逃げていくねん。」
「あー、でも確かに最近神ちゃんと話す時にしげの話聞いてへんなぁ。」
「なんか、おれやったかな…」
「大丈夫やって。神ちゃんにもなんかあるんやろ、きっとまた話しかけてくるわ。」
「そうだよな。」

でもやっぱり神ちゃんに聞かないと納得できひん。ちゃんと神ちゃんの言葉でこの耳で聞きたい。

「神ちゃん。」
「……」
「神ちゃん！」
「。」
「神ちゃん!!なんで無視すんねん！」
「それはシゲのせいやろ!?」
「俺には分からへんから話して欲しいねん!!」
「そう言って裏で俺らのこと「アホ」やって言ってるんやろ！」
「俺はみんなのことそんな目で見たことない！」
「もういいから！」

ﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰ

携帯がなった。こんな時になんやねん……！

「流星から……」

流星から電話がかかってくる事なんてあまりにも珍しくてすぐ出てしまった。

「流星？」
「望が『裏で俺らのことバカにしてんやろ!?』って怒鳴ってきたんだけど、神ちゃんと似てない？」
「さっき、聞こうと思ったら同じこと言われたわ。」
「やっぱり、神ちゃんと望に同じこと、それも変な事吹き込んだやつがおるんやないか？」
「絶対そうやな。」

そこから始まった。変なこと吹き込んだ奴を探そうとしたのは……
でも、それがさらに不仲になるとは思っていなかった。