それが歪である筈が無い。【sgi】 (ページ3)

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2.漫画のキャラみたいな人ページ3

「で、ここがいっつも撮影してるオフィス、こっちは画面に映らない機材がある方やな」
「なるほど…」

なんやかんやしていたら昼ごはんの時間が過ぎ、じゃあ早速事務所案内でもと声をかけてくれたのが30分前くらいだろうか。その間に数人のライターさんや動画に出演しているメンバーさんと色々会話をしたりしたが、皆さんなんというか、真面目だけどすごく面白い人達だったというか。

「まぁこんなもんかな？で、Aの持ち場はしばらく俺の隣やから、わからんことあったら何でも聞いて」
「あ、はい！ありがとうございます！」

お礼を言えばわしゃわしゃと頭を撫でられた。
正直悪い心地は全然ない。むしろもっと撫でられたいまである。
…そんなのはいいとして、須貝さんは包容力？お兄ちゃん力？あえてのナイスガイ力？がすごく高い。皆にやるのかは分からないけど、ナチュラルに頭撫でて不快感を感じさせないの、本当にすごいと思う。

「じゃ戻ろか、Aまだ昼ごはん食べてなかったやろ」
「え、えっ、あ、はい」
「気にせんでいいよ、俺も食べ足りんかったし追い昼飯といくか」

あとは語彙がかなり豊富だなぁというのが強い。頭が良いオタク特有の語彙というか、ちょっとクスッと笑ってしまう語彙。真面目な顔してそういうことを言ってるから、きっとこの人はここのムードメーカーなんだろう。
…なんだか漫画の主人公キャラの兄貴分みたいな人だな…現実でこんな人っているんだ…。

「あ、おかえり～」
「福良さん、ただいまです」
「どう？須貝さん愉快でしょ」
「それ褒めてる？」
「あはは！めっちゃ褒めてるよ」

須貝さん、良い意味でキャラ要素が過多じゃないです？とは少し言い難いので心に留めておくことにする。
ちなみに、私の中の須貝さんの印象はスーパーダーリンで完全に固定された。