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ラウくんが作ってくれた6人席に案内中
ケタケタと楽しそうに私の隣を歩く深澤先輩
何がそんなに面白いのか よく分からないけど
……なぜか佐久間先輩は静かで 無表情というか、
さっきまでの柔らかい雰囲気は ……どこへやら
店内の女の子たちは 《イケメン……》と目をハートにして6人を見つめている
「ご注文がお決まりになりましたらベルでお呼びください」
f「はい！俺Aちゃんのオススメがいい！」
w「ふははっ ふっかがっつきすぎだろ」
a「店員さん困ってるから」
「……」
『あ、はは ……うちのケーキはどれも美味しいので』
i「うわ〜〜このチョコケーキやばそ〜〜！」
m「ありがとうございます。」
「……」
一番近い位置に座る佐久間先輩は ぴくりとも動かず
ムスッとしたまま 隣の人の広げるメニューを見つめる
……なんか、変な先輩
もう一度頭を下げ ショーケースの前に立つ
先輩たちより前に入店した お客さんから注文をとってきたラウくんに伝票を渡される
r「あのイケメンのお兄さんたちってAちゃんのお友だちですか？」
『違う違う。ただ同じ学校の先輩』
r「へえ〜〜！いいなあ。僕もAちゃんと同じ学校だったらあんなかっこいい先輩が出来たのか〜」
『ラウくん、仕事して？』
r「てへっ！」
『はい、チーズケーキとモンブラン』
一番人気のケーキセットを注文してくれたお客さん
ショーケースの横のカウンターで飲み物を用意してラウくんの持つトレイに乗せる
いってきます！とキラキラの笑顔でお客さんのところへ向かったラウくんに ふふと笑みが零れる
と、
「……」
『……』
「……」
『どうか、しましたか？』
ショーケースの前に佐久間先輩が立っていて
居ても経っていられず 声をかけるのに 返答はない
先輩たちの座席からベルが鳴り ラウくんが注文を取りに向かう姿が横目に見えた
『佐久間先輩？』
「……手、貸して」
『手？……はい』
頭の中はハテナでいっぱいだけど とりあえず言われるがまま佐久間先輩のほうに左手を差し出す
佐久間先輩は右手で私の手をとり 器用に指を絡めていく
……なにこれ
「綺麗な指……」と呟いて 口角が上がったのと同時
『っ、』ビリリと電気が走ったように 痛みを感じた
急いで手を引っ込めると 薬指の先がほんのり赤くなっている
『な、なに 人の指噛んでッ、』
「威嚇だよ。ばーか。」
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さくまり(プロフ) - お邪魔します。待望の新作、ずっと待ちわびていました。遅くなってしましましたが、新作ありがとうございます。usagiさんの佐久間くんってどうしてこんなに危うい感じがして胸がしんどくなるんでしょうか。ずるいなぁと思いながらまた追いかけますね(笑) (2021年1月27日 3時) (
レス) id: 9bcf79dd74 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間君が好きなピーマソ - およよよよよよ！これはまた好きなお話が増えてしまった、、、！たった今初めて読ませていただいたのですが、面白すぎて一気読みしちゃいました！笑更新楽しみにしてます！！ (2021年1月6日 23時) (レス) id: 23d01cc6c4 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - やねちゃんさん» やねちゃんさん コメントありがとうございます。キュンをお届け出来ていて幸いです。緩い更新になるかと思いますが、これからもご愛読ください。 (2021年1月6日 4時) (レス) id: 4a3beffc0c (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - あやかぽん。さん» あやかぽん。さん コメントありがとうございます。ゆる〜く見守って頂けたら嬉しいです。これからもご愛読ください。 (2021年1月6日 4時) (レス) id: 4a3beffc0c (このIDを非表示/違反報告)
やねちゃん(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンします！（ ; ; ）更新楽しみにしてます〜〜！ (2021年1月4日 6時) (レス) id: e55d906694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi
| 作成日時：2021年1月3日 18時
