第220χ ページ42
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「ゆめのちゃーん、何するー?」
「うーん」
「…………」
「…………」
夏休み
私は今ゆめのちゃん宅に遊びに来ているが、特にする事が無い
さっきから何するー?という会話ばかりで、お互いそれぞれ違う雑誌を読んでいて会話が進まない
多分互いにもうこのままでいいやと思いつつある
「ん、A、海藤くんから電話来てるよ」
「え?」
テーブルに置いてあった私の携帯の画面に、"海藤 瞬"の文字
珍しい、なんだろう
「もしもし海藤くん?」
『Aさん久しぶり!』
「久しぶりー!どうしたの?」
『今亜蓮といるんだが、遊園地のチケット3枚あって斉木も誘おうと思ったんだが、ピンポンしても誰も出なくてな。Aさん誘うかって話になったんだ』
斉木くんわざと出なかったな?
「燃堂くんは?」
『母さんの実家に帰ってるらしい』
「そっかー。私今ゆめのちゃんといるんだよねー」
『そっかぁ……』
「斉木くん家にいるはずだから私誘ってみようか?」
『え?!いるのか?!』
「トイレにでも行ってたんじゃない?」
嘘だけど
『頼む!……あ、良かったらAさんと大賀さんも来ないか?』
「でもチケット3枚しか無いんでしょ?」
『俺と亜蓮が払うから問題ないぜ!』
「え?!いいの?!ちょっと待ってね、ゆめのちゃんに聞いてみる!」
「ん?なしたの?」
「ゆめのちゃん、斉木くん、窪谷須くん、海藤くん、私と遊園地行かない?って!」
「行くー!!」
「行くって!今から?」
『良かった!今からだ!準備して斉木の家に向かうな!』
「了解!急いで準備する!」
『頼んだぞ!またな!』
「じゃねー!」
電話を切り、私とゆめのちゃんはハイタッチした
「よっしゃあ!楽しみーっ!窪谷須くんって誰だかしんないけど」
「海藤くんの仲良しさんだよ!ほら、用意して!私先帰って準備するから、斉木くんの家集合ね!」
「了解!」
そういえば海藤くんと電話してる時、奥で窪谷須くんの"っしゃあ!オラァ!"って声聞こえたんだけど何してたんだろ……
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トマト(プロフ) - まつりさん» 是非読みたいです!こちらこそこんな素晴らしい作品と出会いできて良かったと思います!ありがとうございます!これからも応援します! (2021年3月30日 10時) (レス) id: 86cec7f9c8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - トマトさん» 読んで頂いてありがとうございます……!!書いていて良かったと改めて思いました(T_T)!とっても嬉しいお言葉……!!糧になります!!この後すぐ第6弾に移行してしまいますが、良かったら読んで下さいませ。更新頑張ります!!本当にありがとうございます! (2021年3月30日 9時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - この作品が大好きです!毎日更新お疲れ様でした!更新を楽しみにしています!頑張ってください! (2021年3月30日 9時) (レス) id: 86cec7f9c8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 黒豆粉さん» わあああ嬉しいお言葉!ありがとうございます!!まさに今更新を楽しみにしてくださってる方はいるのだろうかと考えていたので自信になりました!タイムリー!!笑 ありがとうございます!頑張りますo(^▽^)o! (2021年3月24日 22時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - 好きです!更新されるのを楽しみに待ってます!応援しています!頑張ってください! (2021年3月24日 22時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年3月20日 10時