第196χ ページ17
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｢こ、怖い……｣
｢見てて下さいAちゃん！｣
｢斉木くんがいるからいいけど……｣
｢俺は？！｣
鳥束は1ミリも理解していない様だな
Aさんをここに連れてくるなんて
まぁ今回はAさんが行ってみると言ったので僕も止めなかったが
｢幽霊なんてほんとにいるの……？｣
｢いるんスって！まだ信じてないんスかー？ねー斉木さん｣
ほんとは僕も来たくなかったんだがな
幽霊が怖いという意味ではない
今日の昼頃、鳥束に一緒に音楽室の幽霊を退治してくれと頼まれ、仕方なく来ることにした
幽霊が出る学校として目立ちたくはないのでな
下校時、Aさんは鳥束から連絡が来たのかもう知っていた
行ってみると言うので3人で夜の学校へ来たというわけだ
｢斉木さん聞いてます？｣
学校の鍵を開け、中へ入る
｢いや〜相変わらず便利な力っスね〜悪用しないのがもったいないっス｣
｢ちょっと鳥束くん、それ冗談でしょ？｣
｢あ、当たり前じゃないスか…！｣
いや冗談じゃないな
この力を持ってるのがお前じゃなくて良かったよ
｢ほ〜真っ暗っスね！なんか夜の学校ってワクワクします！｣
《意外だな。ビビりのお前なら少し位怖がると思ったのに》
｢怖がる？何言ってんスか。斉木さんも幽霊もうじゃうじゃいるんだから全然怖くないっスよ｣
それが普通怖いんだろ
｢やだやめてよ鳥束くん！怖い！！｣
｢いいんスよAちゃん、俺に掴まっても……って斉木さんに掴まってる？！｣
｢だって鳥束くん頼りにならないもん｣
｢ちぇーっ。まあとにかく、音楽室の事についてそこら辺の霊に聞いてみますよ｣
その後全裸で廊下を全力疾走してる変態おじさんやスーツ姿で下半身だけ露出している人に聞いたが、誰も知らなかった様だ
というかうじゃうじゃいるのに何故そいつらにした？聞くならもう少しマシなやつにしろ
｢えっ？！何？！やだピアノの音する…！｣
Aさんは目を瞑り僕の腕をぎゅっと握った
どうやら噂は本当だったらしいな
さて誰の仕業か……千里眼！
…………！
音楽室には誰もいない！
ということはやはり幽霊が犯人……か！
(こうして見るとただのヤベー奴にしか見えねぇな……)
《よし音楽室に行くぞ》
｢あっ、はいっス！｣
｢ひぇえ………｣
《ここで待ってるか？》
｢やだそっちの方が怖いよ〜！私も行く！！｣
何故来たんだ
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トマト(プロフ) - まつりさん» 是非読みたいです！こちらこそこんな素晴らしい作品と出会いできて良かったと思います！ありがとうございます！これからも応援します！ (2021年3月30日 10時) (
レス) id: 86cec7f9c8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - トマトさん» 読んで頂いてありがとうございます……！！書いていて良かったと改めて思いました(T_T)！とっても嬉しいお言葉……！！糧になります！！この後すぐ第6弾に移行してしまいますが、良かったら読んで下さいませ。更新頑張ります！！本当にありがとうございます！ (2021年3月30日 9時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - この作品が大好きです！毎日更新お疲れ様でした！更新を楽しみにしています！頑張ってください！ (2021年3月30日 9時) (レス) id: 86cec7f9c8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 黒豆粉さん» わあああ嬉しいお言葉！ありがとうございます！！まさに今更新を楽しみにしてくださってる方はいるのだろうかと考えていたので自信になりました！タイムリー！！笑 ありがとうございます！頑張りますo(^▽^)o！ (2021年3月24日 22時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - 好きです！更新されるのを楽しみに待ってます！応援しています！頑張ってください！ (2021年3月24日 22時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年3月20日 10時
