Ψ後の晩餐5

第193χ ページ14

結局あの後、みんなでラーメンを食べに行った

あの時間からケーキ食べたら夜ご飯食べれなくなっちゃうしね

そして今斉木くんと2人で帰っている


｢それにしても才虎くんの家凄かったねー！何もかもがデカかった！才虎くんの態度も！｣

《悪気ないんだよな？》

｢えっ？何が？でもさー、1日でいいからああいうところで暮らしてみたいね｣

《広いと移動がめんどくさいだろ》

｢瞬間移動できる斉木くんが言う……？｣

《大変だな才虎も》

｢お姫さまみたいなベッドにして〜、お姫さまみたいなパジャマ着るの！｣

《どんなパジャマだ》

｢ドレスみたいな！｣

《邪魔くさっ》

｢えーわかってないなー｣

《逆にわかってたら怖い》

｢とにかくお姫さま気分に浸りたいの！ちょっとわがまま言ったりしてさ｣

《君には無理だろ》

｢なにっ？！｣

《……フッ。しっかり女子だな》

｢でしょ〜？えへへ…………ってそれどういう意味？｣



斉木くんは私の質問を無視し、自分の家に入ろうとする

もう！と私も自分の家の玄関を開けると、斉木くんの手がピタリと止まったのが見えた


《明日ならいいぞ》

｢え？何が？｣

《…………》

｢あっ、ケーキバイキング？！いいの？！｣


無言でそのまま家に入ってしまった
照れ隠しかな
嬉しいなぁ……！！

斉木くんからのお誘い……！

明日思いっきりおめかししてこっ！

…………って学校帰りだから制服じゃん
化粧できないじゃん

っていつもおめかししてないじゃん！！


自分にツッコみ、おめかしは諦めてこの日は終了


明日楽しみだな〜

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