第190χ ページ11
───────
今日は斉木くんとケーキバイキング！
……のはずなんだけど……中々来ないなぁ
いつもならもう帰ってきてると思うんだけど……
どうしたんだろ……
家の前で突っ立ってるの疲れた
閉め出された人みたい
中入ろうかな
《おい》
｢わっ！斉木くん？！どこ？！｣
《今君の近くにはいない。やっとテレパシーが通じる範囲に入った》
｢どうしたの？｣
《行くところができた》
｢えぇっ……！！私も行くー！！｣
ドタキャンの寂しさで咄嗟に言ってしまった
絶対来んなって言わ《はぁ。早く来い》
｢え？！いいの？！｣
《風が流れる方向に向かえ》
｢え？！｣
何それなんかカッコよくない？！
そう思った瞬間、後ろからブワッと風が吹きスカートが舞い上がる
｢ぶぇっ！い、意外と強い風……｣
私的には柔らかい風が吹いて、その風が導いてるくれるかのようなイメージだったんだけどな
まぁ向かい風よりましか
後ろから押される様に風が吹き、自然と早足になる
しばらく歩くと、斉木くんと海藤くんと燃堂くんと窪谷須くんを発見した
｢おーい！みんなー！！｣
｢あれ？！Aさん？｣
｢あ？2号か？｣
｢よーA！って家逆方向だよな？なんか用事か？｣
｢あぁ……えと……風が案内してくれたって感じ……？かな……｣
｢……Aさんも不穏の風を感じるのか！？｣
うぅ……そんなわけないでしょ海藤くん……
｢それより、みんなは何か用事？｣
｢あー才虎ってやつにプリント渡しに行くんだよ。斉木が｣
｢だから俺達もついてきたってわけだ。斉木に｣
｢なるほど……｣
初めて聞いた人だ
クラスメイトかな？それとも転校生？
まぁプリント渡すだけならその後ケーキバイキング行けるかな
｢私も一緒に行っていい？｣
｢勿論だぜ！｣
｢プリント渡すだけだしな｣
｢ありがとう！｣
｢地図だとこの角を曲がった先だな｣
｢いよいよか……へっ見てやろーじゃねーか。金持ちの家って奴をよぉ｣
｢金持ちなんだ、その才虎くんって｣
｢意外と家は普通だったりしてな……｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
トマト(プロフ) - まつりさん» 是非読みたいです！こちらこそこんな素晴らしい作品と出会いできて良かったと思います！ありがとうございます！これからも応援します！ (2021年3月30日 10時) (
レス) id: 86cec7f9c8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - トマトさん» 読んで頂いてありがとうございます……！！書いていて良かったと改めて思いました(T_T)！とっても嬉しいお言葉……！！糧になります！！この後すぐ第6弾に移行してしまいますが、良かったら読んで下さいませ。更新頑張ります！！本当にありがとうございます！ (2021年3月30日 9時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - この作品が大好きです！毎日更新お疲れ様でした！更新を楽しみにしています！頑張ってください！ (2021年3月30日 9時) (レス) id: 86cec7f9c8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 黒豆粉さん» わあああ嬉しいお言葉！ありがとうございます！！まさに今更新を楽しみにしてくださってる方はいるのだろうかと考えていたので自信になりました！タイムリー！！笑 ありがとうございます！頑張りますo(^▽^)o！ (2021年3月24日 22時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - 好きです！更新されるのを楽しみに待ってます！応援しています！頑張ってください！ (2021年3月24日 22時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まつり | 作成日時：2021年3月20日 10時
