Ψ後の晩餐4

第139χ ページ9

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｢さ、斉木くん…………何故こんな事に……｣

《知らん…………》


さっきまで心美ちゃん、ゆうたくん、斉木くんとサイダーマンショーを見ていたはずなのに……
隣にいた心美ちゃんは今ステージにいる

ショーで怪人がゆうたくんを連れ去るはずが、ゆうたくんが心美ちゃんを差し出し心美ちゃんが連れ去られてしまった


｢ど、どうなるのかな……｣

《知らん》





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『おーっと？！ここでまさかのローリングバットーー！！！えーっと……Lジンジャーまさかの反撃です！羅夢音は無事なのかー？！』


｢ええええ？！こんなことある！？どうなってんのこのショー！｣

《…………知らん》


しばらく戦いが繰り広げられていたけど……結局怪人がヒーローを倒しちゃった……
これどうするんだろっ？！


｢大変だよ！！羅夢音が大ピンチだよ！！｣

｢ゆうたくん……？｣

｢助けてあげてよ！！サイダーマン2号！｣

《は？》

｢そ、そう言えばゆうたくんは斉木くんをサイダーマン2号だと思ってるんだったね……｣

｢お願い！Lジンジャーをやっつけられるのはサイダーマン2号しかいないよー！！｣

《こら大きな声で呼ぶな》

｢い、いってらっしゃい斉木くん……｣


周りがガヤガヤしだし、斉木くんはサイダーマン2号の格好にされステージまで流された


あ、照橋さん、斉木くん何やってるのって顔してる……

怪人が斉木くんに向かったが、斉木くんの一蹴りで終わった
まぁ、そうなるよね


｢ゆうたくんやったね！斉……ダーマン2号勝ったね！｣

｢うん！！やっぱりサイダーマン2号は凄いや！！｣


周りもワアアっと盛り上がってるとこで、またステージに目を向けた


…………あ。
心美ちゃん、斉木くんに抱き着いてる

それを見た瞬間、何か心がすぅっと静まった


…………私は、何のために今日来たんだろう？
何で来たかったんだろう？

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