第174χ ページ44
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部屋に戻り、斉木くんに呆れられながらも徐々に復活
私が横になっている間に燃堂くん海藤くんゆめのちゃんは小一時間くらい屋上プールに行くと言って私と斉木くんは置いてきぼりにされた
まぁ斉木くんはいつもの"行かない"だろうけど、海藤くんの方が俺は別にいいと断りまくっていた
まぁ囚われた宇宙人の如く2人に連れ去られてたけど
「あーなんかもう少しで完全復活しそうだよ……」
《入ってすぐのぼせるなら温泉なんて来るな》
「今回は違うでしょ……!ゆめのちゃんが……あんな……あんな…………」
い、言えない…………!
「……アンナちゃんがいたとか言うから!幽霊の!」
《誰なんだ。しかも全く言ってない》
くっ……やっぱり思考丸見えの斉木くんには嘘は効かない……っ
「あんな破廉恥な事!!中学生みたいな質問だよ全く……!」
《そうか?高校生なら普通の会話だろ。高橋なんてエ□DVD借りてるぞ》
「いや逆に誰なんだろう高橋って。……とにかく!私には!まだ!早いの!!」
……え。待って?
「斉木くんは普通だと思うの?そそそその、付き合ったらあんな事やこんな事……」
《会話がって事だ。現に今してる話も同じようなもんだろ》
「……確かに……」
……うぇっ?!私今斉木くんとそんな話してるの……?!2人で?!
やだ!無理!無理無理……!!
《常人なら普通じゃないのか?僕は興味無いが》
「……そうなのかな……」
斉木くんは自分は有り得ないと思ってるが故の発言だよね……
そうなると少し寂しい…………
私はそういう対象じゃ無いのか……
「……やだ!!私何考えてるの……?!」
《僕が聞きたい》
私が顔を真っ赤にさせていると、斉木くんは真面目な表情で私の顔にズイッと近づいてきた
な、何なのでしょうか…………
「今……この距離は…………無理」
頭から噴火し起こしていた上半身がまた倒れた
無理ですこの近さ……
1回死んできます…………
《顔が赤いから熱でもあるのかと思ったんだが……違うようだな》
「あーただいまー!Aー!夕方の屋上プールの景色最高だわー!」
「斉木!あの夕闇に染まった空は俺を呼んでいるようだったぜ……!」
「お?2号まだ死んでんのか?」
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まつり(プロフ) - 点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。さん» 読んで下さってありがとうございます!糧になりますー(*´˘`*)頑張ります!! (2021年4月23日 6時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。(プロフ) - 更新頑張って下さい!! (2021年4月23日 0時) (レス) id: 162be80354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年3月5日 9時