第155χ ページ25
「え?なんで?」
「もし良かったら俺とデー《この後は僕の両親と買い物に行くそうだ悪いなクズ》
「ぅおっ、なんか前より露骨になってません……?斉木さん……」
《今日はもうハロウィンは聞き飽きた。早く帰りたいだけだ》
「帰ればいいじゃ「だめだよ斉木くん!!あともう少しで終わるから!」
《えー…………》
「あ、鳥束くんはもう帰っていいよ私の格好見たでしょ?」
「辛辣!!」
「だって他に用事無いんでしょ?」
「あっ……ありますあります!」
「え?何?」
何する気だこいつ……
子供の心の声がうるさくて鳥束の思考が読みにくいな……
「まず〜、お菓子といえばポ○キー。はい、咥えて」
「んむ?」
鳥束がAさんの口にポ○キーを咥えさせたがこれはまさか……
「ポ○キーゲーム!用意スタート!」
「ん?!んん?!」
鳥束が物凄い顔でAさんに迫る
ていうか食うの早っ
ここでやらないでどっかの大会出ろよ
「ん?!」
真ん中をポキッと折ってやった
ポ○キーだけにな
(ちっ、斉木さんの前じゃやっぱダメか……早技も効かねぇもんなー早く帰ればいいのに……)
《聞こえてるぞ。だが早さで言えばお前が勝ちだ。キャンディーをやる》
「も、持つ方逆逆……!!」
「あー怖かった……鳥束くんの顔……」
(斉木さん今日やけにAちゃん守るな……)
《Aさんを守ったんじゃない、周りの人たちを守ったんだ。子供だらけなんだぞ、お前の欲を満たす様なゲームこんなところでするな。誰も見たくない》
「わかりましたよーだ。今日はとりあえず帰りますよ!今度は斉木さんも協力してくださいっスよ?」
《…………》
「じゃあねーAちゃん!」
「あ、やっと帰るんだ!またね!」
「言い方!!」
……やっと帰って行ったか……
隣を見れば、呑気にニコニコ鳥束を見送っている
思わせぶりな態度を取らないのはいいものの……
《少しは警戒しろ》
「えっ?何を?」
《わからないならいい》
「えっ?あ、斉木くん待ってよ……!」
……わからないのは僕だな
別にAさんが警戒することなんて無い
Aさんを周りの男がどんな目で見ようが僕が知ったこっちゃない
ただ異様に癪に障る
僕は関係ないのに何故……
「あ、もしかして嫉妬?私と鳥束くんがポ○キーゲームしたから?なーんてね!ふふ」
嫉妬?この僕が?
フッ、バカ言うな
「……斉木くん?」
…………嫉妬…………
179人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まつり(プロフ) - 点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。さん» 読んで下さってありがとうございます!糧になりますー(*´˘`*)頑張ります!! (2021年4月23日 6時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。(プロフ) - 更新頑張って下さい!! (2021年4月23日 0時) (レス) id: 162be80354 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まつり | 作成日時:2021年3月5日 9時