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第170χ ページ40

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みんなが帰った後、いつも通り僕の家にはAさんが残った
夕飯を食べ、僕は部屋で本を読み、Aさんはテレビを見るというのが定番だ

そんな中、僕の本に興味を持ったのか後ろから覗き込んできた


「表紙が独特だから気になっちゃった。それなんの本…………そのテーブルに置いてある箱なあに?」


Aさんの目線の先には、小さめの四角い箱があった
これは昨日テーブルの引き出しを整理した時に出てきて仕舞い忘れていた物


《ゲルマニウムリングだ》

「ゲルマニウムリング?」

《僕がそのリングをつけるとテレパシーが通じなくなる》

「えー!そんな便利なものあったんだ!ずっとつけてたらいいのに!」

《人類が皆燃堂化するんだぞ?!恐ろしいし慣れないからあまりつけてない》

「そっか〜…。……あ!それ温泉の時つけて行けば?!」

《いやいい》

「温泉でそれ付けたら誰の心の声も読めなくてゆっくりできるんじゃない?!」

《……ほう》

「温泉は24時間やってるから、夜中とか入れば運良く1人でゆっくり浸かれるかもよ?」

《……Aさんにしてはいい考えだな》

「一言余計だけどいい案でしょ?!持ってこ持ってこー!」


これで少しは僕も温泉を満喫できるなら行かない手はない
ナイスだAさん

1人で行けないというのが難点だが少し楽しみになってきたぞ


「で、その本どういう本なの?」

《君には難しい》

「急に鬱陶しそうにしないで?!」






───────






「おはよーA!斉木くん!時間ぴったり!」

「昼出発だからのんびり準備できた!」

「よー斉木。よく眠れたか?俺は秘密結社に呼ばれ少し寝不足だがダークリユニオン滅亡計画の為に少々──」


はいはいお疲れ


「燃堂くん来ないね?」

「もう少しでバス来ちゃうよ……このバス停が集合場所だってちゃんとわかってるのかなー?」


……もう少しで来ちゃうな
燃堂が

早くバスに乗ろう


「あ、あの変な走り方燃堂くんじゃない?」

「声大きいよゆめのちゃん……!」

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設定タグ:アニメ , 斉木楠雄のΨ難 , 斉木楠雄   
作品ジャンル:アニメ
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まつり(プロフ) - 点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。さん» 読んで下さってありがとうございます!糧になりますー(*´˘`*)頑張ります!! (2021年4月23日 6時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。(プロフ) - 更新頑張って下さい!! (2021年4月23日 0時) (レス) id: 162be80354 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まつり | 作成日時:2021年3月5日 9時

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