第163χ ページ33
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「じゃあまたね!斉木くん、Aちゃん!」
「邪魔したぜ……!」
「じゃーなー相棒達!」
「またねー!!」
パタンとドアが閉まると、横にいた斉木くんにじろりと見られた
「あっ、私も帰ろうかな……?」
《別に何も言ってないだろ》
そう言いながら、踵を返し部屋に向かう斉木くん
良かった、お前は帰らないのかと言われた様な気がしたけど、今回は違ったようだ
……あ、そうだ
「斉木くん、クリスマスプレゼントあるんだけど……」
そう言いながら後を追いかけ、斉木くんの部屋に入った
「下にあるんだけど……って早っ!!」
どうやら千里眼でリビングを見てプレゼントの中身を透視してサイコキネシスで手元に持ってきたようだ
今ふよふよ私の横をプレゼントが通ったもん
「超能力三昧だね……私が超能力を知る前にこんなに抑えてたんだと思うと心が痛いよ……」
少し呆れながらも、可愛いと思ってしまった
中身は高級お取り寄せスイーツセット
よくよく考えると、物よりきっとこっちの方が好きなんじゃないかと思ってスイーツセットにしたけど、正解の様
「あ、開けていいよ……」
目キラッキラさせて"開けてもいいか?"って顔してたね……
またもスプーンとお皿が私の横をふよふよと通る
私なんかそっちのけで、またあの幸せそうな顔
「……もう!世紀末に私とコーヒーゼリーどっち助けるか選べって言われたら絶対コーヒーゼリー助けるでしょ!!」
《どういう選択だ》
ふんっ……!コーヒーゼリーやろう……!
《君に決まってるだろ》
「……えっ……?」
《人の命に比べればコーヒーゼリーなんて大した事ない。だろ?》
「あっ、え、まぁそうなんだけど……」
そうなんだけどそうじゃない……!!
けどいい!!もういいよそれで!!
「ありがとう……私の命はコーヒーゼリーよりは価値がある事がわかったよ……」
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まつり(プロフ) - 点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。さん» 読んで下さってありがとうございます!糧になりますー(*´˘`*)頑張ります!! (2021年4月23日 6時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。(プロフ) - 更新頑張って下さい!! (2021年4月23日 0時) (レス) id: 162be80354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年3月5日 9時