めんどくさい1日(斉木楠雄)《リク》 ページ30
｢斉木くんのクラス縁日なんだ〜！いいね！｣
PK学園文化祭当日
僕のクラスは縁日だ
釣りものや投げもの、射的といった色々な出し物がある
AさんにとってPK学園祭は2度目だな
確か1度目は窪谷須が転校してきてすぐだった
今年もまたAさんの学園祭とは1日ズレている為、見に来ていた
｢斉木くん射的やろ〜｣
《やらん》
自分のクラスの射的をやっても面白くない
それに本物の出店の射的ならまだしも、クラスで作ったダンボールのライフルはたかが知れている
僕が握っただけで潰れてしまう
力の調整がめんどくさいのだ
｢え〜……やってくれないのかぁ……｣
｢斉木やんねぇのか？じゃあ俺が相手してやるよ！｣
｢窪谷須くん！やろやろ〜！｣
窪谷須とAさんが射的をやり始めたのを、僕といつもの両サイドの2人と眺める
｢じゃああの2人が終わったら他の店回ろうぜ！｣
｢んだなぁ！｣
めんどくさいな
あの2人が今日1日ずっと射的をやってくれれば僕は動かずに済む
｢よっしゃあ！｣
｢うぅ……窪谷須くん上手い……｣
｢俺は手加減しねぇかんな？｣
(つっても手加減は流石にしてやんねぇとな)
心の声とはこういうものだ
相手により時に強く時に弱くなる
いいぞ窪谷須、その調子で1日中やってくれ
僕がもっと楽しめる様手助けしてやる
｢持ち方難しいね……｣
｢いいか？こうやって……真っ直ぐ持て｣
窪谷須はAさんの後ろへ回りライフルを持つ手を下から掴み上に上げる
左手は右手のライフルに添えさせた
後ろから抱かれる形で教えて貰うAさんは恥ずかしいのか顔を赤くして俯く
｢おい下向いてちゃ見えねーぜ？｣
｢あ、う、うんっ……｣
窪谷須は下を向きAさんは上を向くと、身長差が絶妙な顔の距離を物語る
｢……あっ……わ、わりぃ近すぎたかっ……｣
｢え、あの、んーん……！そんな事ないよ……お、教えて……｣
｢あ、おう……っ｣
なんだ楽しそうにしてるじゃないか
僕の手助けなど必要なさそうだな
─パンッ
｢｢わっ？！｣｣
Aさんの持っているライフルを僕の超能力で発砲した
｢あ、私の欲しかったお菓子倒れた！やった……！窪谷須くんが引き金引いてくれた？ありがとう！｣
｢あ？あ、あぁ……｣
(勝手に発砲した様な……)
さてこれでAさんの欲しい物は取れただろう
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まつり(プロフ) - なぎさん» ほんとですか！？よかったです！！ありがとうございます！ちょこちょこ更新しますので是非ちょこちょこ見てみてください！！笑 (2021年4月14日 21時) (
レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - 面白かったです！！！ (2021年4月14日 21時) (レス) id: 6fc53c6f0b (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - パトさん» ああああパト様……！こっちも見て頂いたなんて嬉しいです！ありがとうございます！全然更新してないですし、もう放置気味でした……笑 でもパト様にそう仰って頂けるのはとても嬉しいのでまた更新しますo(^▽^)o笑 いつもご覧頂いてありがとうございます……！ (2021年2月27日 12時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - まつりさん、こんな作品も書いていらしたんですね。宣伝とかしてくださらないので、今の今まで全然知りませんでした。これはいい掘り出し物だ…… (2021年2月27日 11時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年1月29日 9時
