ツーリング 4 ページ28
目の前には綺麗な海が一面に広がっていた
ここは崖というより絶壁の上
キラキラと光る海がより一層綺麗に見える
｢こんなとこ知らなかった……！｣
｢だろ？バイクか車じゃねぇと来れねぇしな｣
｢綺麗〜！ありがとう連れてきてくれて！｣
｢いつか連れて来ようと思ってたんだよ｣
｢え？私を？｣
｢まぁな。あれから会わなかったから今日になっちまったけどよぉ……｣
なんで私？
１回しか会ったこと無い私を？
｢…………私を突き落としてころそうと……｣
｢んなわけねぇだろがアホかてめぇ！｣
｢ひぃいいごめんなさい！！｣
やっぱり不良だっ……！！
｢……いつかここでと思ってたんだよ……っ！｣
いつかここ"で"？
｢……やっぱり突き落とそうと……｣
｢次言ったらほんとに突き落とすぞ｣
｢嘘ですもう言いません｣
｢……告ろうと思ってたんだっつーの……｣
｢………………どぇ？！｣
｢男に二言はねぇ！！いや言った訳じゃねぇけど……っ！！｣
は？！
ほ？！
え？！
どゆこと？！
私に？！
告る？！実は彼女いますとかって言う告白じゃないよね？！
｢えっと……だからその……なんつーの……｣
もし告白なら、私だって好きだよ
早く、その言葉が欲しい
言って欲しい
｢私もだよ｣って言いたい
｢は、早くその言葉……聞きたいな……｣
恥ずかしくて俯いて言えば、あまり聞こえていなかったようで
｢早く言葉？早口言葉？俺そういうの苦手なんだよ……てかなんで今？東京特許きょきゃ……東京特許許可｢そういう事じゃないよ？！｣
もう……雰囲気台無しだよ……
私が余計な事言ったからか……
｢……付き合いてぇの！Aと！｣
！！
亜蓮くんは顔を真っ赤にして視線を逸らす
｢……付き合ってくれ……ください！！｣
｢ふふ。お願いします｣
｢まじでか？！よっしゃあ……！｣
｢私も好きだったの、亜蓮くんの事｣
｢な、なななんだよ急に？！｣
｢いや急にじゃないでしょ……｣
私の想いがこんなにも早く届くなんて
｢｢幸せだなぁ｣｣
｢｢え？｣｣
互いに笑い合った
亜蓮くんは私にギュッと抱き着き、抱きしめる
のけぞる私
｢せ、背骨折れそう亜蓮くっ……｣
｢あぁわりぃっ｣
仕返しと言わんばかりに、私も亜蓮くんに抱き着き力いっぱい抱きしめた
｢よえーな！なんともねぇよこんなん｣
｢なにーっ？！｣
｢……好きだ｣
｢！！……そっちこそ急じゃん……｣
｢男は何でも急なんだよ！｣
｢何それ｣
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まつり(プロフ) - なぎさん» ほんとですか！？よかったです！！ありがとうございます！ちょこちょこ更新しますので是非ちょこちょこ見てみてください！！笑 (2021年4月14日 21時) (
レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - 面白かったです！！！ (2021年4月14日 21時) (レス) id: 6fc53c6f0b (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - パトさん» ああああパト様……！こっちも見て頂いたなんて嬉しいです！ありがとうございます！全然更新してないですし、もう放置気味でした……笑 でもパト様にそう仰って頂けるのはとても嬉しいのでまた更新しますo(^▽^)o笑 いつもご覧頂いてありがとうございます……！ (2021年2月27日 12時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - まつりさん、こんな作品も書いていらしたんですね。宣伝とかしてくださらないので、今の今まで全然知りませんでした。これはいい掘り出し物だ…… (2021年2月27日 11時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年1月29日 9時
