第27χ ページ27
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｢ありがとうございました！｣
｢美味しかったけど見た目普通だったねー｣
うん、普通のコーヒーゼリーだった
味は美味かったがお正月限定にする程でもない
見た目もたいしてお正月っぽかったわけではない
｢よし、帰るか！｣
そうださっさと帰って僕は家で1人でいたい
｢まだ完全復活じゃなかったみたい、私……｣
え
顔真っ青だぞ
吐くなよ
｢とりあえず駅に向かうかー｣
歩き出したところで、テレパシーとは便利で、嫌なものを感じ取った
これは海藤の声
近くにいるのか……ここ隣町だぞ
｢えっうわ、ちょっ｣
Aさんの腕を引っ張り、電柱に隠れて声が聞こえる方を探した
あれか！燃堂もいるじゃないか
仲良いなあいつら
とりあえずここから離れよう
瞬間移動……は無理だな
｢どうしたの？斉木くん｣
あぁめんどくさい
｢ぎゃっ｣
Aさんの手首を掴み、途中にあった細い路地の中を走って通り抜けた
とりあえずここなら見つからないだろう
｢斉木くんどうしたのってば……ってここラブホ街！！！｣
そんなのどうでもいい
ここから帰る道は…………
｢うわ〜斉木くん見て、あの人凄いニヤニヤしながら色んな女の人に話しかけてる……｣
それもどうでもい…………鳥束？！
まずい、逃げるのに気を取られて気づかなかった
あのクズに見つかる方がめんどうだ
見つかれば彼女かと茶化される
彼女じゃないと言えばAさんを口説くだろう
ハッキリ断れないAさんに鳥束はいつまでも話しかける
そんなめんどくさい状況はごめんだ
アイツに透明化は効かない
走って逃げるしか…………
｢う〜……具合悪っ……｣
そういえばまだ体調が万全じゃないんだったな
そんなやつをこれ以上走らせるわけにもいかない
あぁ本当にめんどくさい！！
｢えぇっ？！斉木くんっ……！！｣
Aさんを横抱きにして、もうひとつしかない道を走った
｢わわわ私歩けるよっ……！｣
歩くのじゃだめだ、見つかる
────────
結局あの後小脇に抱えて走った
横抱きはだめだ、走りにくい
｢駅着いたね。大丈夫……？｣
大丈夫じゃない
体力的には平気だが精神的に疲れた
正月早々色々あり過ぎだろ………
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まつり(プロフ) - ヨゾラさん» えええほんとですか……！ありがとうございます！！嬉しいですo(^▽^)o更新頑張ります！！ (2021年11月7日 12時) (
レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
ヨゾラ(プロフ) - 好みの作品がなくてあんまり夢小説読んだことなかったけど、この作品はめちゃくちゃ好きで一気に見ちゃいました！夢主と斉木くんのやり取りが可愛くてすごくトキメキました💓 (2021年11月6日 23時) (レス) id: c851ee8a9a (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - ありがとうございます!!! (2021年5月8日 15時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 夢花さん» 大丈夫ですよ！ (2021年5月8日 15時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あのっ!斉木くんについて色々お話したいので…友達申請してもよろしいでしょうか? (2021年5月8日 15時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年1月22日 15時
