Ψ後の晩餐

第19χ ページ19

その後あの話になることは無く、盛り上がってお開きの時間が来た


｢私家近いし、片付け手伝いますね｣

｢ありがとう〜ごめんね〜｣


斉木くんはみんなを送るのに一緒に出て行ったらしい

斉木くん送ったりするんだ







────────






｢よし、片付け終わり……！｣

｢ありがとう〜助かったわ〜｣


片付け終わると同時に、斉木くんが帰ってきた


｢斉木くんおかえりー｣


斉木くんの様子を見ると、なんか疲れている様子
どうしたんだろ？
ってもうこんな時間……！帰らなきゃ！


｢じゃあ私帰りますね｣

｢あらそう？お片付けありがとう〜｣

｢いえいえ、こちらこそありがとうございました！おせちご馳走様でした｣


帰る準備をして玄関に行くと、斉木くんがまた靴を履いていた
用事思い出したのかな？


｢どっか行くの？｣


ちょいちょい、と外を指さしたけど、送ってくれるのかな……？でも家隣なんだけど……


｢送ってくれるの……？でも隣だよ？｣


その言葉を無視して玄関を出ていく背中がカッコイイ…………じゃない！！
振り返ったと思ったらあれは早く来いの眼差し……！！


｢あっ、い、今行く！お邪魔しましたー！｣


足早に出ると、すぐに思い出した
お母さんの超能力発言
聞いた事のある超能力というワード


その時、頭の衝撃と共に一瞬視界が揺らいだ


｢いたっ…………くない…………？｣


あれ？今のなんだったんだろ？


｢斉木くん今なんかした？｣


ふるふると頭を振る斉木くん
まぁいいや


｢今日はありがとう！楽しかった、お友達出来たみたいで！お邪魔しました｣


またね、と手を振り中に入った


…………私何考えてたんだっけ？
忘れちゃった

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