第12χ ページ12
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｢私が持ってきたケーキなのに、頂いちゃってすみません…｣
｢いいのよ〜、みんなで頂きましょ｣
みんなと楽しいお食事が終わって、食後のデザートタイム
多めにと持ってきたケーキを私も食べることになるなんて……
｢いただきます｣
ん〜、美味しい〜……！！
夢中で食べていると、斜め向かいに座っていたお母さんがニコニコこっちを見ている
私変な顔してたかな？
｢あ、あの………｣
｢あら、ごめんね！ケーキを食べてるAちゃんが可愛くって……くぅちゃんと同じ顔してるんだもの〜｣
えぇっ？！そんな顔してたかな？
くぅちゃんもって…………
思わず斉木くんを見ると、それはそれはまあ幸せそうな顔！！
そういえばこの間私の家でコーヒーゼリーを食べてた時もこんな幸せそうな顔してたな
斉木くんもスイーツ系好きなのかな
可愛いな、斉木くん
と思ったと同時に、ハッとなった斉木くんは横にあったコーヒーを飲み、顔が隠れてしまった
……って……！！私何考えてるの！！
｢そそそそんな事ないです……！｣
｢ふふ、娘ができたみたいで嬉しいわぁ〜｣
｢娘？｣
……そういえば、お母さんが亡くなって以来、可愛いなんて言われた事がなかったな……嬉しい
家族揃ってご飯もほとんど無かった
今も一人暮らしだからいつも1人
なんか、いいな
こういうの
家族みんな揃うってこんなに楽しいんだ
｢そうそう、娘〜！こんなに可愛い娘が出来たらテンション上がっちゃう｣
｢Aちゃんが娘だったら僕も嬉しいよ！｣
｢…………わ、私を娘にして下さい！｣
｢｢…………へ？……｣｣
なっ…………なにいいいい？！
私はなに訳の分からんことを……！！
急にガタッと席を立ち訳の分からない事を言った向かいで、あんぐり口を開けた斉木くんのフォークからポロっとケーキが落ちた
｢あひゅ〜…なってくれるの？嬉しい大歓迎よぉ〜｣
｢あっ……やっ、えと……っ｣
｢楠雄、こんな可愛い妹…いや、双子？が出来てよかったなぁ！！｣
｢あのぉ〜えっとごめんなさい変なこと急に……！！｣
視界がぐるぐると回り、焦って続く言葉が出ない
｢そうだ、お正月一緒に初詣行かない？！｣
｢そりゃあいい！｣
｢えっ！！いいんですか？！｣
｢勿論！晩御飯だって毎日食べに来てよ〜｣
うっ、それは申し訳なさすぎる……
チラッと斉木くんを見ると、ﾁｰﾝと言う言葉しか無いくらい白目を向いて固まっている
ごめん、斉木くん……
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まつり(プロフ) - ヨゾラさん» えええほんとですか……！ありがとうございます！！嬉しいですo(^▽^)o更新頑張ります！！ (2021年11月7日 12時) (
レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
ヨゾラ(プロフ) - 好みの作品がなくてあんまり夢小説読んだことなかったけど、この作品はめちゃくちゃ好きで一気に見ちゃいました！夢主と斉木くんのやり取りが可愛くてすごくトキメキました💓 (2021年11月6日 23時) (レス) id: c851ee8a9a (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - ありがとうございます!!! (2021年5月8日 15時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 夢花さん» 大丈夫ですよ！ (2021年5月8日 15時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あのっ!斉木くんについて色々お話したいので…友達申請してもよろしいでしょうか? (2021年5月8日 15時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年1月22日 15時
