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第543χ ページ5

「しかし4点。貴方を見てて4点だけ疑惑の箇所を見つけました。まず最初の1点目は……」


4点……?
どこだろう……

と少し怖くなり、息を飲んで明智くんに耳を傾ける


「11月14日、燃堂くん海藤くんと帰宅中──楠雄くんの眼鏡が壊れた事がありましたね……?」

《……あの時か……》


ボソッとテレパシーで呟いた斉木くんに、何をしてた日だっけと考える

確かあの日……燃堂くんと海藤くんが石になった日は、私は斉木くんに《先に僕の家に行ってろ》的なことを言われた記憶がある


「覚えていますか?そう……あの日も尾行してたんですよ。私」


えぇっ?!初っ端からピンチ……!!
見られちゃってるじゃん!!
言い逃れできないよ……!


1人焦っている私だが、斉木くんは冷静に明智くんの話を聞いている
明智くんの話によれば、あの日斉木くんの眼鏡が突然壊れ、地面に落ちたらしい


「そこでとんでもない光景を目の当たりにしました」

「と、とんでもない光景……?」


ゴクリと喉を鳴らし、明智くんに目を向ける


「何と私の目の前を力士が通り過ぎたのです!」

「……え?」

《力士グッジョブ》

「力士が通り過ぎた頃にはもう3人の姿は無く、私は尾行に失敗しました」

「そ、そうなんだ……」


とりあえず良かったけど……何故力士なんでしょう……


「その後いくら探しても見当たらず……これが1つ目の不審な点です。決定的な証拠などを見つけた訳では無いので何とも言えませんが……尾行に失敗したのは初めてだったので違和感がありました」

《まぁそうだろうな》


斉木くんは自信ありげにフッと笑う


(まさか斉木くんが……?)

《そうだ。見つけられる訳が無い。僕を観察してることなんて最初からお見通しだ。力士で見えなかったのも偶然じゃない。僕が力士をテレポートさせ視界を遮ったのだ》


おぉ……!!凄い!!

今思えば突然力士が現れて視界を遮るなんて偶然にも程がある


(さすが斉木くん!抜かりないね!)

《当たり前だ》

「まぁこれは不審なだけで楠雄くんを超能力者だと決定づけるものではありませんでした。次に2つ目に気になった点……」

《まだあるのか……無駄だというのに……》


斉木くんに抜かりが無いことはもうわかった

残り3点もそんな感じだろうと少し心が落ち着き始め、明智くんの次の話を聞いた

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設定タグ:アニメ , 斉木楠雄のΨ難 , 斉木楠雄   
作品ジャンル:アニメ
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きゅうり - とっっても面白くて何度も読んじゃってます!更新待ってます! (5月1日 23時) (レス) id: 951b8c82a0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 面白すぎて3日かけて一気見しました!!!続き待ってます、、! (1月6日 1時) (レス) id: 66961b81e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆくえ - めっちゃ面白くて一気見しました!!続きが待ち遠しいです(笑) (12月29日 18時) (レス) @page22 id: 1a15f30eb5 (このIDを非表示/違反報告)
無記名(プロフ) - この小説を読んでる時間がほんとに幸せで楽しくて終始ずっとニヤニヤして読んでました笑是非また私を幸せな気分にさせてください!更新お待ちしております! (10月14日 1時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき (8月2日 22時) (レス) @page22 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まつり | 作成日時:2021年8月22日 14時

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