第542χ ページ4
って思ったけど、なんかもう言っちゃってもいいかな
だって今私がここで斉木くんの部屋にいる事もおかしいし
彼氏がいるくせになんで斉木くんの部屋にいるんだって雰囲気嫌だし……斉木くんが彼氏なのに……
(もう明智くんに言っちゃってもいい?)
《好きにしろ。僕の超能力の事を言う訳じゃないしな》
(……じゃあ、言っちゃうね)
斉木くんから許可も貰ったことだし、言っちゃうか……
未だに私と斉木くんとの関係を1人でペラペラと喋っている明智くんに、意を決して口を開いた
「誰にも言わないでよ……?」
「えぇ勿論です私が口が堅い事は「付き合ってるよ!斉木くんと!」
私の威勢ある大きな声に一瞬キョトンとした明智くんだったが、すぐに"おぉ!"とキラキラした顔をしていた
「やはりそうでしたか……!私の推理は間違えていなかったようですねぇ。教えて頂きありがとうございます〜これで一つスッキリしましたね。では話は戻りますが、楠雄くんの学校での行動についてです」
え?私今明智くんがしばらく気になってた斉木くんとの関係性を明かしたんだけど?
結構意を決して言ったんだけど?
これで終わり?
次は私がキョトンとする番だ
結構な重大発表をしたつもりだったけど、明智くんからするとそこはそんなに重要では無かったようだ
今考えれば、確かに重要な話ではない
元々は、明智くんは斉木くんの超能力について知りたくて付き合っているであろう私に近づいてきた訳だから……
多分今話そうとしている事は斉木くんの超能力の事について何かわかったか、あるいは謎があったからだろう
要するに、斉木くんの超能力について自分で調べあげたから私と斉木くんが付き合っている付き合っていないはもうどうでもいいのだ
さっきまであんなに知りたそうに推理して攻め立てて来たくせにぃ……!!
でもまぁ、斉木くんの学校での行動は私も知りたい
目立ちたくない斉木くんは大した事はしてないとは思うけど
「学校での様子も同様です。休み時間もトイレ以外席を立たず燃堂くんらと談笑。昼食の時も食堂に真っ直ぐ向かい売店の前を通りかかる際にコーヒーゼリーをチラ見してお弁当を食べ席に戻る……概ねこれの繰り返しです」
普通すぎ……
《僕いつもコーヒーゼリー見てるな》
(それは想像つくよ。それも含めて普通の行動だね)
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きゅうり - とっっても面白くて何度も読んじゃってます!更新待ってます! (5月1日 23時) (レス) id: 951b8c82a0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 面白すぎて3日かけて一気見しました!!!続き待ってます、、! (1月6日 1時) (レス) id: 66961b81e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆくえ - めっちゃ面白くて一気見しました!!続きが待ち遠しいです(笑) (12月29日 18時) (レス) @page22 id: 1a15f30eb5 (このIDを非表示/違反報告)
無記名(プロフ) - この小説を読んでる時間がほんとに幸せで楽しくて終始ずっとニヤニヤして読んでました笑是非また私を幸せな気分にさせてください!更新お待ちしております! (10月14日 1時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき (8月2日 22時) (レス) @page22 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年8月22日 14時