第550χ ページ13
《気づけば教室が荒れてみんな倒れていた》
「えっ?!大丈夫なの?!それっ……!」
《ころしてはいないから大丈夫だ》
「そ、その後は……?」
《僕が最初にとった行動は、3人の記憶の消去だ》
そうだ、斉木くんは記憶消去が出来るんだ
《当時は今より力が強く3秒ほど消すことが出来た。たかし達3人には僕が教室に入ってくる所からの記憶を消した》
「なるほど……」
《そして明日視の方は1年前の鉄棒の時間を消す事にした》
「鉄棒の時間……?」
《超能力者だと疑われるきっかけになった事件だ》
「あれ?それは名札を落とした時じゃ……」
《詳しく話すとその時はまだ疑われるまではいっていなかった。きっと"凄い"くらいの感情だったんだろう》
「じゃあ鉄棒の時間って?」
《体育の時間、鉄棒をしていたたかし達は明日視に技を自慢をした。それを否定した明日視はまた殴られ、その時に超能力を使って助けたのが本当の原因だ》
「そうだったんだ……」
《その後半壊した教室は敢えてそのままにした》
「えっなんで?バレちゃうよ」
《消し飛んだ記憶を別のものに補完させる為だ》
そっか、記憶の飛んだ部分は別のものに変換されるんだった
その為に敢えて半壊のままに……
みんなどういう風に変換されたんだろう
「みんなどういう記憶になったの?」
《目を覚ましたたかし達は荒れ果てた教室を目の当たりにし、明日視が暴れて教室をめちゃくちゃにしたと補完した》
「明日視くんは?記憶はどう変わったの?」
《明日視から鉄棒の事件が消され……別のち〇こに置き変わった》
「そうなんだ…………え??」
えっ……ちん……えぇっ?!
「えっちょっと待って……?なんで鉄棒の事件があの……その……」
《鉄棒の事件は別名ファイヤーち〇こ事件だ》
「えっそれは何故……」
《説明はめんどくさい》
「あっはい……」
気になるけど聞けない……!!
と、とりあえず別のちん……に置き変わったなら良かった…………のかな……?
1人首を傾げていると、斉木くんは話を続けた
《その後教室の1件は大騒ぎになったが、老朽化が原因という事で一応片付けられた。しかし噂は広まり明日視は"超能力者"とまことしやかに囁かれいじめられることは無くなった》
「そっか……とりあえず一件落着だったんだね」
《そして僕は騒ぎの中ひっそりと転校した》
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きゅうり - とっっても面白くて何度も読んじゃってます!更新待ってます! (5月1日 23時) (レス) id: 951b8c82a0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 面白すぎて3日かけて一気見しました!!!続き待ってます、、! (1月6日 1時) (レス) id: 66961b81e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆくえ - めっちゃ面白くて一気見しました!!続きが待ち遠しいです(笑) (12月29日 18時) (レス) @page22 id: 1a15f30eb5 (このIDを非表示/違反報告)
無記名(プロフ) - この小説を読んでる時間がほんとに幸せで楽しくて終始ずっとニヤニヤして読んでました笑是非また私を幸せな気分にさせてください!更新お待ちしております! (10月14日 1時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき (8月2日 22時) (レス) @page22 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年8月22日 14時