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第539χ ページ1

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二人で部屋の窓から外を覗く
目の前にはさっきまで同じ部屋にいた明智くんが歩いていた


「お疲れ様、斉木くん」


二人で明智くんが見えなくなるまで眺め、シャッとカーテンを閉めた斉木くんは、ため息をつく
いつの間にか外は真っ暗だ


《やれやれ……結局明智にも僕の正体がバレてしまった。やはり全て思い通りに過去を変えることは出来ないな》

「大変だったね」

《だがまぁ……良しとするか……》

「明智くんならきっとバラさないよ!」

《……いや、そうじゃない》

「え?」

《1番変えたかった過去は変えられたという意味だ》

「1番変えたかった過去……?」

《本当は初めてじゃないんだ》


どういう事だろう?
1番変えたかった過去……?
1番変えたかったのは、明智くんに正体がバレない様にする事じゃなかったのかな?

ジッと一点を見つめる斉木くん
私は首を傾げならも、斉木くんを見た

そもそも何故、明智くんに斉木くんが超能力者だとバレたのか
事の発端は、明智くんがPK学園に転校してきた事

転校して来てすぐ、明智くんは斉木くんが超能力者なんじゃないかと疑い周辺を調査していた

その時、たまたま会った明智くんに話しかけられた事もある
それを斉木くんに話すと、明らかに神妙な面持ちになったのを覚えている

何故明智くんに疑われているのか斉木くんに聞いたけど、深堀りするなと怒られた
そこからは一度も明智くんと会っていないし、その話も出なかった

──今日までは

思い返せば、長かった
たった1日……
あんなにドキドキして長かった日は無い

私は何か協力してあげられる事は無いのか?
考え始めたのは昨日の放課後──明智くんが斉木家に遊びに来たことから始まった






───────





「おうじゃーな相棒!2号!」

「じゃあねー!」


いつも通り、学校終わり海藤くんと燃堂くんと斉木くんと帰っていた

斉木家に着き、中へ入ろうと門を開いた斉木くんは"やっとうるさいのから解放された"とため息をついた


「こんにちは楠雄くん。突然背後からすみませんが少々お時間ありますか?」

「んぎゃあぁああ!!!」

《もっとうるせぇのがきた》


突然後ろから声が聞こえ、びっくりして思わず叫び、振り向いた
明智くんだった

第540χ→



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設定タグ:アニメ , 斉木楠雄のΨ難 , 斉木楠雄   
作品ジャンル:アニメ
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さくら(プロフ) - 面白すぎて3日かけて一気見しました!!!続き待ってます、、! (1月6日 1時) (レス) id: 66961b81e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆくえ - めっちゃ面白くて一気見しました!!続きが待ち遠しいです(笑) (12月29日 18時) (レス) @page22 id: 1a15f30eb5 (このIDを非表示/違反報告)
無記名(プロフ) - この小説を読んでる時間がほんとに幸せで楽しくて終始ずっとニヤニヤして読んでました笑是非また私を幸せな気分にさせてください!更新お待ちしております! (10月14日 1時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき (8月2日 22時) (レス) @page22 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
xxxxmai618(プロフ) - とても面白いです! (7月19日 21時) (レス) @page22 id: 8afb08730b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まつり | 作成日時:2021年8月22日 14時

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