第515χ ページ16
「きゃっ……!!」
「は?」
私はドンと突き飛ばされ、ブレる視界に顔の前に拳銃を突きつけられたみーこが目に入った
「オ前"みこと"カ?」
えっ?!なに……っ?!
怖い!!
真っ黒な服に怖そうな5人の集団
カタコトの日本語
見た目はチャイニーズマフィア、いわゆる黒社会というやつだ
みーこの能力を聞いてここまで来たんだと瞬時に把握出来た
「答エ□。オ前"みこと"?」
こんな黒組織なんて初めて見た……っ
怖すぎて声も出せず、動くこともできない
でも、みーこが危ない…っ!
「話聞イテル……オ前未来予知シタリ探シ物ミツケル得意……素晴ラシイ力……我々ノ組織オ前必要……逆ラウ殺ス……イイ?」
やっぱりそうだ……!
みーこを何に使う気なんだろう
斉木くんがいた辺りをチラリと見るが、まだ透明化が解除されていない為見えない
絶対斉木くんが助けてくれるはずだけど……!
(斉木くん早く……!!)
《……まだだ》
(まだって!!今だよ!みーこ危ないじゃん!)
みーこを見ると半泣きしており、もうこっちが耐えられない
もう十分に痛い目は見たはずだ
「質問、死ニタクナイナラ答エル。徳川埋蔵金……ドコアル?」
もう怖い!!
私が怖い!早く助けて!
(斉木くん!!!)
《……2人ともいいと言うまで目を閉じてろ》
!!
やっとだ……!!
ギュッと目を閉じ、斉木くんの合図を待つ
《もう開けていいぞ》
そーっと目を開けると、みーこが斉木くんを見て驚いている姿が1番に目に入った
「楠雄ぉぉ…ぉぉぉおお?!ナニコレ?!」
《丸めた》
丸まってる…………というか団子……?
さっきの組織が重なって混ざり合い人間団子が出来ている
私の人生人間で出来た団子を見るなんて最初で最後だろう
「あ〜ん楠雄怖かったよ〜!」
椅子から立ち上がり、両手を広げ斉木くんに抱き着いたみーこだったが、あれは残像らしく斉木くんはいつの間にか私の隣にいた
「うおっ?!びっくりした……」
《これで少しは解ったか?相卜》
「え……」
《超能力者だと明かす危険性が》
隣の斉木くんを見上げると、怖い顔をしながらみーこを睨み、いつの間にか持っていた拳銃のトリガーガード内に人差し指を入れクルクルと回す
ちょっとカッコイイ……
《言っておくがコイツらの持っていた銃は本物だぞ……危険な連中だったんだよ。今は丸くなったがな》
物理的にね
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八分雨_(プロフ) - まつりさん» レスありがとうございます!!!!もちろん、絶対最後まで見ます!!!無理せずに頑張ってください!!楽しみにしています! (2021年8月21日 6時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 八分雨_さん» わぁぁありがとうございます……!嬉しいです!!Twitterフォローもありがとうございます!!嬉しいです!ちょっと更新滞ってますが……良かったら最後まで見てやって下さい! (2021年8月21日 5時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
八分雨_(プロフ) - 更新頻度めちゃくちゃに高くて今まで読んだ中で一番だったと思います!新参者ですが企画等、ぜひぜひ参加したいなと思いました!更新無理せず頑張ってください!小説のプレゼント企画すごく賛成です!長文失礼しました!ツイ名は八況です!よければ仲良くなりたいです! (2021年8月20日 21時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
八分雨_(プロフ) - こんばんわ!こちらのシリーズ小説通しで読んで楽しませていただきました!原作のものを少しずつ変えて書くのってすごいことだと思うので、めちゃくちゃ感動しました…!所々のお知らせ等も読ませていただき、Twitterの方もフォローさせていただきました! (2021年8月20日 21時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - え?さん» わぁいありがとうございます!!長いですからね……お疲れ様でした!最近更新が止まっててすみません……これからも頑張ります(*^^*) (2021年8月18日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年7月3日 9時