第511χ ページ11
反対側の道路にいるAさんは細くて暗い路地を頭を上下左右に動かしながら様子を伺っている
怪しさ満点だな
そう思いながら見ていると、例のやつが道を歩いてきた
灰呂だ
まぁ心の声でわかっていたが、何故ここに……
Aさんもだが、帰り道は違うはずだ
｢やぁAさん！また会ったね！最近よくここに来てるみたいだね｣
｢灰呂くん！そうなの。汚れるけど心がスッキリするから楽しくて……！でもここいつも怖くて入りずらいんだ〜……｣
｢僕は昨日部活だったからね。じゃあ今日は僕と行くかい？｣
｢うん！一緒に行こう！｣
……？
この先に何があるんだ？
興味本位という訳では無いが、単に気になる
Aさんの帰りが遅い理由はこれか？
透明化し、細い路地に入る2人の後を追う
この先はあまり人が行かない様な薄汚い場所しかないぞ
現にこの道もゴミが散乱し、歩きづらい
｢今日はあっちの方でやってるみたいだね！｣
｢うん！行こう！｣
こんな所に何がある？
謎が深まりながらもしばらく歩いていると、男の心の声がごちゃごちゃと聞こえ、ある広場に出た
…………え？
｢よー2人とも！また来てくれたのかい｣
｢お手伝いに来ました！｣
｢若い人達が来てくれるのは助かるねぇ｣
｢今日はここなんですね｣
｢あっちはだいぶ片付いたからね｣
広場にいたのは、緑の帽子、緑のベストを着た大人達
手にはトングやゴミ袋
ベストには"地域ゴミ清掃ボランティア"と書かれていた
この状況からすると、ここ最近Aさんと灰呂はゴミ清掃のボランティア活動に来ていたんだろう
最近Aさんの帰りが遅い理由や疲れている理由が分かり、呆気に取られた
なんだこんな事だったのか…
本当に感化されやすいな、君は
まぁ頑張れ2人とも
───────
｢斉木くん、入っていい？｣
もう何年ここに来てるんだ君は
めんどくさいから何も言わずに入ってくれ
超能力でドアを開けた
《ノックすれば勝手に入って来ていいって言ってるだろ》
｢う〜……｣
昨日と同じく、僕のベッドに顔面からダイブしたAさん
《聞いてるのか……？》
｢はーい｣
てきとうな返事に、聞いてないなとため息をつく
《……ちゃんと綺麗にしてきたか？》
｢んーん、シャワーはまだ……学校帰りだもん｣
どういう勘違いだよ
僕が期待してるみたいになっただろ
《広場だ広場》
｢あーうん、あそこは今日でおしまい…………え？！｣
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八分雨_(プロフ) - まつりさん» レスありがとうございます！！！！もちろん、絶対最後まで見ます！！！無理せずに頑張ってください！！楽しみにしています！ (2021年8月21日 6時) (
レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 八分雨_さん» わぁぁありがとうございます……！嬉しいです！！Twitterフォローもありがとうございます！！嬉しいです！ちょっと更新滞ってますが……良かったら最後まで見てやって下さい！ (2021年8月21日 5時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
八分雨_(プロフ) - 更新頻度めちゃくちゃに高くて今まで読んだ中で一番だったと思います！新参者ですが企画等、ぜひぜひ参加したいなと思いました！更新無理せず頑張ってください！小説のプレゼント企画すごく賛成です！長文失礼しました！ツイ名は八況です！よければ仲良くなりたいです！ (2021年8月20日 21時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
八分雨_(プロフ) - こんばんわ！こちらのシリーズ小説通しで読んで楽しませていただきました！原作のものを少しずつ変えて書くのってすごいことだと思うので、めちゃくちゃ感動しました…！所々のお知らせ等も読ませていただき、Twitterの方もフォローさせていただきました！ (2021年8月20日 21時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - え？さん» わぁいありがとうございます！！長いですからね……お疲れ様でした！最近更新が止まっててすみません……これからも頑張ります(*^^*) (2021年8月18日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年7月3日 9時
