Ψ後の晩餐8

第328χ ページ6

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｢斉木さん大変ッス！！大事件ッス！！｣

｢あ、鳥束くんだー！どうしたの？｣

｢Aちゃーん俺とデートして下さいッス｣

《要件を早く言え》

｢ああっ、えと、☆組で6番目に可愛い松浦さんの飼ってる猫が行方不明なんスよ！！あ、勿論1番はAちゃんッスけどね｣

《どうでもいいな》


斉木くんと純喫茶魔美でコーヒーゼリーを食べていると、いきなり鳥束くんが入ってきた

どうやら松浦さんという子の猫を探したいらしい


｢さぁ行きましょう！PK学園サイキッカーズ出動ッス！！｣

《いやそんなノリで来られても行かないぞ》

｢ちょっ……お願いしますよ〜斉木さんが頼りなんスから……｣


鳥束くんが斉木くんに手を合わせお願いしていると、聞きなれた声が聞こえた


｢ぷっまじウケる｣

｢みーこ！｣

｢猫1匹探せねーとかマジ終わってんだけど。PK学園サイキッカーズの面汚しじゃね？｣

《さっきからそのサイキッカーズって何なの？》

｢サイキッカーズ……！かっこいい……！｣

《どこがだ》

｢何を？！ちょっとおッぱいがデカいからってデカい顔しやがって！｣

｢こんなの楠雄が出るまでもねーし。アタシが秒で見つけてやんよ｣


そう言っていつもの水晶を出したみーこ


｢この水晶のぞけばガチ1発だから｣


みんなで水晶を覗き込むと、うっすらと地図の様なものが見えてきた


｢ほーら……視えてきたろ？｣


ハッキリ見えたその地図は、携帯のナビの様に猫の場所を指し示す


｢……それってそうやって視えるんだ……｣
《……それってそうやって視えるんだ……》

｢行くよ！この先300m先右方向だって！｣

｢ついに出動ッスね……！！｣


ニヤリと3人で目を合わせた


｢｢探せ！我らがサイキッカーズ！！｣｣

｢プラスα！！｣

《はみ出てる感が凄い》


決まった…………！

3人で戦隊ヒーローの様に決めポーズをし、真ん中に堂々と私
これはかっこいい……！

まぁ、私は何も出来ない一般人な訳ですが





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｢あ！いた！あの猫だ！｣

｢はっはっは楽勝ー！！探し物なら朝メシ前だっつーの！ほーらキャモ〜ン……｣


みーこが手を出すと、急に怒り出した猫は後退る

こわっ……！


｢うお怖っ！！ハァ何コレ無理ゲじゃね？！これ以上近づいたらノータイムソクサリっしょ！｣

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