Ψ後の晩餐8

第365χ ページ43

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温泉から上り、みんなバラバラな事をし始めた

と言っても、私と斉木くん以外の4人はゲーム

口裏を合わせた様に小型ゲーム機を持参し、同じソフトをしている
というか口裏を合わせたな？
いつの間に……

多分、私と斉木くんは小型ゲーム機を持っていないから誘ってこなかったんだろうけど


ゆめのちゃんのゲームを覗いて4人の対戦を見ていたが、暇だ……
斉木くんは1人本を読んでるし……


斉木くんの正面のイスに座り、体育座りをしてじっと見る


斉木くんはちらりとこっちを見ると、また本に視線を戻した


(暇だよ〜)

《見ればわかる》

(じゃあ構ってよ〜)


はぁ、とため息をついた斉木くんはパタリと本を閉じ、グーの手を出した


えっ、なになにっ……？！
マジックでもしてくれるの？！


《じゃんけんぽん》

(えっ？あっ)


慌てて出したが遅出しだった
そして負けた


｢……で？｣

《終わり》

｢終わり？！｣

《構っただろ》


いやつまらん！！
これは構った内に入らない……！


(外散歩しようよ〜この民宿の庭綺麗なんだよ)

《行かない。少し黙っていられないのか》

(……私が黙っていられると思う？)

《……聞いた僕が間違ってたな》


斉木くんは仕方ないと本を閉じ、立ち上がる
これは行ってくれそうな予感


《少しだけだぞ》

(やったー！！)


まるで散歩に連れて行ってもらえる犬の様に喜び、斉木くんと一緒に靴を履く


｢あれ？2人ともどっか行くの？｣

｢あ、トイレ！｣

｢行ってらっしゃい！｣


襖を閉め、2人で通路を歩いている途中で思い着いた

斉木くんと2人でするなら、今しか無い……！


｢斉木くん、ちょっと女将さんと話してきていい？｣

《？別に構わないが》





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｢ごめん斉木くんお待たせ……！｣

《……何を隠してる》


げっバレた……？
でも服の中にあるから、何を隠しているかまではわからないはず……！


｢隠してるけど、何かは秘密！｣

《へぇ》


服の中に"ある物"を隠しているけど、さすがにこれはバレるか
胸から下腹部にかけてパンパンだもんね、私の体……


《……あぁ》

｢ん？｣


斉木くんは無表情のまま私の膨らんだ部分を見て手のひらにポンと拳を置いた


《元々だったか？それは悪かったな》

｢失礼！！私こんなにパンパンしてないよ！！｣

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