第356χ ページ34
窪谷須くんはメガネを外し服の裾でレンズを拭いた
｢服でー？ティッシュ使いなよ、ん？｣
左隣の斉木くんから肩をトントン叩かれ、振り返った
私の鞄をちょんちょん、と指す
あぁカバンにコーヒーゼリー入ってたの見たのね
斉木くんの意図している事がわかり鞄からコーヒーゼリーを出した
｢ねぇA何日までバイトすんの？｣
コーヒーゼリーを渡そうとしたところでゆめのちゃんに質問され、うーんと考える
｢……確かね〜……夏休み終わる2日くらい前だった気がする｣
｢うちの学校いつで夏休み終わりだっけ？｣
｢私も忘れたー｣
隣で目をキラキラさせて待機していた斉木くんは私達の長話に両眉を八の字にし渡されるのを待っていた
《早くくれ》
｢あ、ごめん｣
やっと斉木くんにコーヒーゼリーを渡した所で休憩中だった事を思い出す
｢やばっ！今何時？！｣
｢今13時5分だけど……｣
｢5分も過ぎちゃった……！行ってくる……！｣
｢おう頑張れよ2号！｣
｢待ってるぜ！｣
｢行ってらっしゃい！｣
｢ありがとう！頑張る！行ってきます！｣
(斉木くん行ってくるね！)
《頑張れ》
───────
Aさんは急いで草履を履き、襖を閉めた
……ん？
微かに声が聞こえる
｢A！過ぎてるぞ急げって！｣
｢わかってるよもう！｣
振り向いた時にはもう居なくなっていて、透視をする間もなく行ってしまったが特に気にする様な事でもない
ただ話し方が10日間で仲良くなったような話し方では無い
知り合いか？
……まぁいい
そう思いコーヒーゼリーを口にした
｢いや〜A仲居さん似合うね？｣
(さりげなく聞いてやる……)
大賀さんが一人一人にAさんの仲居姿の印象について聞く
この流れで僕にも聞くつもりだろう
｢ね！亜蓮！｣
｢あーまぁいいんじゃねぇか？｣
｢なんかあんた顔赤くない？って……斉木くんどこ行くの？｣
｢お？相棒温泉行くんかー？｣
着替えを持ち、立ち上がった
めんどくさいから温泉に入りに行く
｢おー相棒行くならおれっちも行くぜ！｣
来るな
そんな願いも叶わず男子は全員着いてきた
大賀さんは1人取り残され、"じゃあ私も行く"と後を追ってきた
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まつり(プロフ) - ueioeaiaaさん» わぁぁっありがとうございます！！私も記号を使った表現が好きではなくて……そこは気をつけております！そんなに見て下さってるんですか？！嬉しいです！！ありがとうございます(T_T)更新頑張ります！ (2021年5月8日 15時) (
レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
ueioeaiaa(プロフ) - 斉Ψの小説で1番好きです！！キャラ保ったままで記号を使った表現(//など)もしていなくてとても読みやすいし面白いので何周もしてますほんとに大好きです！これからも更新がんばってください！応援してます! (2021年5月8日 15時) (レス) id: 7cbecda02e (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 宇宙さん» ほんとですか？！ありがとうございます(T_T)！！過去一て……過去一て！！めちゃくちゃ嬉しいやつじゃないですかァァァ！！笑 ありがとうございます！是非短編も読んで頂けたら嬉しいです！！これからも是非見てやって下さい(T_T)！ (2021年5月3日 23時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - めちゃくちゃ面白いです！！過去一ハマりました！！まつりさんの他の小説も読んでみます！！！！！！！！！ (2021年5月3日 22時) (レス) id: b45fcda432 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - わがはいはぬこさん» わー凄く嬉しいお言葉です！！(＞＜)ありがとうございます！！そんなお褒め頂けたら頑張っちゃいます！笑 ありがとうございます！ (2021年4月25日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年4月25日 9時
