第325χ ページ3
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「貴様ァ!!誰の頬をチャーシューで叩いたかわかってるのか?!」
斉木くんが才虎くんの後ろから手を回し止めている間、その前で海藤くんと一緒に店長に向かって頭を下げた
「わりぃおっちゃん!あいつ本当バカでよ〜」
燃堂くんも手を合わせ謝ったところで店長は戻って行った
「何て失礼な奴なんだ!!不敬罪で死刑にしてやるぞ!!」
「失礼なのはテメーだろうが!!」
「失礼なのは才虎くんでしょ!!」
「危うく出禁になるところだったじゃねーか!!」
「チッ……じゃあ30分待ってやる。そのかわりお前ら何か芸をしろ」
えっ、私じゃないよね?
「しねーよ!!」
「ショートコント『面接』」
「すんのかーい!!」
海藤くんが手の甲で燃堂くんをバシっと叩きツッコむ
《ベタだな、やり直し》
「斉木くん結構厳しめ……」
その後才虎くんは疲れて足がプルプルとしてきたらしく、海藤くんに四つん這いになってイスになれと命令した
子分の燃堂くんが役を買って出て、才虎くんは燃堂くんの背中に座る
なんて光景だろう……
「ねぇ斉木くん……」
《なんだ》
───────
《なんでこうなった》
「わーい!なんか才虎くん見てたらいいなぁと思っちゃって」
斉木くんにおんぶしてもらった
さすがに斉木くんを四つん這いにさせて背中に乗ることはしたくないけど、おんぶくらいなら……されたい
「む?……斉木なんでAさんおんぶしてるんだ……?」
《僕が聞きたい》
まぁ私がしつこく斉木くんにせがんだからなんだけどね……
それにしても斉木くんの背中暖かい……
背中にぺとりと顔をつけた
(生きてるんだね斉木くん……)
《僕今まで死んでたの?ねぇ》
なんか眠くなって来ちゃったなぁ〜……
斉木くんが私を背負い直す時、一瞬跳ねるあの動作が心地よくて眠くなる
寝ちゃおっかな〜………………
まどろみ、目を閉じる
「お?2号寝ちまったぞ」
《なにっ?!》
「安心すんだろーな人の背中って」
「ガキだな黒髪貧乏」
その会話が聞こえたところで、脳が完全にシャットダウンされた
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まつり(プロフ) - ueioeaiaaさん» わぁぁっありがとうございます!!私も記号を使った表現が好きではなくて……そこは気をつけております!そんなに見て下さってるんですか?!嬉しいです!!ありがとうございます(T_T)更新頑張ります! (2021年5月8日 15時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
ueioeaiaa(プロフ) - 斉Ψの小説で1番好きです!!キャラ保ったままで記号を使った表現(//など)もしていなくてとても読みやすいし面白いので何周もしてますほんとに大好きです!これからも更新がんばってください!応援してます! (2021年5月8日 15時) (レス) id: 7cbecda02e (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 宇宙さん» ほんとですか?!ありがとうございます(T_T)!!過去一て……過去一て!!めちゃくちゃ嬉しいやつじゃないですかァァァ!!笑 ありがとうございます!是非短編も読んで頂けたら嬉しいです!!これからも是非見てやって下さい(T_T)! (2021年5月3日 23時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - めちゃくちゃ面白いです!!過去一ハマりました!!まつりさんの他の小説も読んでみます!!!!!!!!! (2021年5月3日 22時) (レス) id: b45fcda432 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - わがはいはぬこさん» わー凄く嬉しいお言葉です!!(><)ありがとうございます!!そんなお褒め頂けたら頑張っちゃいます!笑 ありがとうございます! (2021年4月25日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年4月25日 9時