第340χ ページ18
「え?あー……うーん……いや別に……幽霊も少ないし特には……」
《そうか。なら僕の気のせいだな。Aさん帰るぞ》
「?なんの話ー?」
「……あっ?!いや、ちょっと待って下さい!」
鳥束はキョロキョロしだし、そこら辺を見て回る
僕とAさんは顔を見合わせた
「何してるんだろね?排水溝見てるし……」
《知らんな》
戻ってきた鳥束は腕を組み頭に?を浮かべている
《……何をしている?》
「……いややっぱり変ッスね……」
「何が……?」
「このビル良く見たら……幽霊が1人もいないんス……!」
何で排水溝見た?
「1人もいないの?普通じゃない?」
「いや異常ッスよ。幽霊が1人も見当たらないなんて……何か怖くなってきたッス……」
「珍しい人だなぁ」
《珍しい人だなぁ》
「何だ?幽霊はいないのか?!じゃあもう用は無いな!帰ろう!!」
随分嬉しそうだな海藤
「うーんそんなハズはないんだけどなぁ〜……普通こんくらいのビルだと5〜6人はいるはずなんスよ。外にもあんな沢山いるのに何故……?」
「え?!外にもいたのか?!」
「えぇさっきの待ち合わせの時なんか周りに20人くらいはいましたよ」
お前だけハチ公前気分だったんだな
「「ぎゃあああっ!!!」」
全く……
ビビりが2人いるとうるささも倍増だな……
「……てゆーかアレマジなの……?」
「まさか……目立ちたいだけですよ……」
「知予……ありすちゃん……全然信用してないね……でもわかる私もだった……」
そんな事を言われているのにも気づかず、腕を組み真剣に考えている鳥束は閃いた顔をした
「はっ!!まさか……!そうか……分かったッスよ……」
「な、何でだ?」
「悪霊がいるんスよ……!この廃ビルには……」
「え?」
「はぁ?え?結局いるの?いなの?!っていうか話がよく見えないんだけど……」
よく分からんといった夢原さんに鳥束はため息をつき説明を始めた
鳥束の説明によれば、本来幽霊は悪くも怖くも無く無欲で、悪事を働く奴はいないそう
これは僕はだいぶ前から鳥束から聞いていた
だがごく稀に悪の心が芽生える奴がいる
それが悪霊らしい
「幽霊の突然変異……!そいつらは放っておくとどうなるんだ?!」
海藤ノってきたな
「放っておくと大変な事になるッス……」
「た、大変な事って何……?」
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まつり(プロフ) - ueioeaiaaさん» わぁぁっありがとうございます!!私も記号を使った表現が好きではなくて……そこは気をつけております!そんなに見て下さってるんですか?!嬉しいです!!ありがとうございます(T_T)更新頑張ります! (2021年5月8日 15時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
ueioeaiaa(プロフ) - 斉Ψの小説で1番好きです!!キャラ保ったままで記号を使った表現(//など)もしていなくてとても読みやすいし面白いので何周もしてますほんとに大好きです!これからも更新がんばってください!応援してます! (2021年5月8日 15時) (レス) id: 7cbecda02e (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 宇宙さん» ほんとですか?!ありがとうございます(T_T)!!過去一て……過去一て!!めちゃくちゃ嬉しいやつじゃないですかァァァ!!笑 ありがとうございます!是非短編も読んで頂けたら嬉しいです!!これからも是非見てやって下さい(T_T)! (2021年5月3日 23時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - めちゃくちゃ面白いです!!過去一ハマりました!!まつりさんの他の小説も読んでみます!!!!!!!!! (2021年5月3日 22時) (レス) id: b45fcda432 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - わがはいはぬこさん» わー凄く嬉しいお言葉です!!(><)ありがとうございます!!そんなお褒め頂けたら頑張っちゃいます!笑 ありがとうございます! (2021年4月25日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年4月25日 9時