第333χ ページ11
｢なぁ、ちょっと砂糖取ってくれないか？｣
お父さんが口を開き、正面にいたお母さんの目の前にある砂糖を指さした
｢自分で取ればいいじゃない。手を伸ばせば取れるでしょ？｣
(お、おお……)
《いつもなら鬱陶しいくらい甘やかす母さんがあの態度……やはり喧嘩か？》
(かもね……)
｢ふぅ〜ん……あ〜あ冷たいなぁ〜……自分の方が近いんだから取ってくれればいいのに……やっぱりママの愛ってその程度だったんだね……｣
｢……っ！｣
《おっ》
お母さんは無言で立ち上がり、砂糖を手に持った
(取ったね)
《って事はやはり喧嘩ではないのか。まぁそりゃそうかこの2人が喧嘩なんて……》
(いやいや斉木くん見て！！)
《え》
｢えっ？！ちょっとちょっと！！どんだけ入れるの？！入れすぎだよ！！ちょい！！｣
｢ひぇぇ〜…………｣
お母さんはスティックシュガーを20本くらいコーヒーに入れた
これは恐ろしい……
飲んだら病気になりそう……
｢何してるんだ！！こんなの飲めないじゃないか！！｣
｢あら？飲めないの？私があなたの為に心を込めて入れてあげたのに飲めないの？やっぱりその程度の愛なのね。クスッ｣
《ああこれは完全に喧嘩ですね》
(……だね……)
｢へ…へぇ〜君は愛する相手にこんなもの飲ますんだ？そんなに早死にして欲しいのかなぁ……？｣
｢あらそんな訳無いじゃない。でもあなたが飲みたいなら止めないわあなたの意思を尊重したいから｣
お父さんもお母さんも立ち上がり、2人は近距離で睨み合う
｢え？僕が飲みたいって？君は愛する相手の気持ちも理解出来ないんだねぇ……｣
｢あら？愛しの私が淹れたコーヒーよ？止めたって飲むじゃない｣
《やれやれ……》
(斉木くんこの喧嘩止めないの……)
《止めない。バカらしくて付き合ってられん。何だこの斬新な喧嘩は……》
お父さんは大量の砂糖が入ったコーヒーを手に持った
まさか飲まないよね…………？
｢あー飲むよぉ！！飲めばいいんだろー！！｣
｢えぇっ？！お父さんそれは……っ！｣
時既に遅し
もうごくごくと凄い勢いで飲み、全てを飲み干してダンッ！とテーブルにカップを置いた
｢ぷはっ！！うぇっ……！ど、どうだ見たかー！！｣
｢お父さん……お母さんテレビ見てますよ……｣
｢見てねーのかよ！！｣
お母さんは椅子に座りテレビを見ていた
それに怒鳴るお父さん
これからどうなるんでしょ
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まつり(プロフ) - ueioeaiaaさん» わぁぁっありがとうございます！！私も記号を使った表現が好きではなくて……そこは気をつけております！そんなに見て下さってるんですか？！嬉しいです！！ありがとうございます(T_T)更新頑張ります！ (2021年5月8日 15時) (
レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
ueioeaiaa(プロフ) - 斉Ψの小説で1番好きです！！キャラ保ったままで記号を使った表現(//など)もしていなくてとても読みやすいし面白いので何周もしてますほんとに大好きです！これからも更新がんばってください！応援してます! (2021年5月8日 15時) (レス) id: 7cbecda02e (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 宇宙さん» ほんとですか？！ありがとうございます(T_T)！！過去一て……過去一て！！めちゃくちゃ嬉しいやつじゃないですかァァァ！！笑 ありがとうございます！是非短編も読んで頂けたら嬉しいです！！これからも是非見てやって下さい(T_T)！ (2021年5月3日 23時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - めちゃくちゃ面白いです！！過去一ハマりました！！まつりさんの他の小説も読んでみます！！！！！！！！！ (2021年5月3日 22時) (レス) id: b45fcda432 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - わがはいはぬこさん» わー凄く嬉しいお言葉です！！(＞＜)ありがとうございます！！そんなお褒め頂けたら頑張っちゃいます！笑 ありがとうございます！ (2021年4月25日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年4月25日 9時
