第306χ ページ31
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さっきの店に戻ってくると、みーこは水晶を見て驚き、千里ちゃんは何故か左目を抑えて痛がっていた
「A……!」
「今何してるの?!占い?!」
「そーなんだよ!ちさぽよの父さんはもうプエルトリコにはいない……日本に帰ってきてるよ!!しかも……多分結構近くにいる!!」
「え……?」
「えぇっ?!」
「こうしちゃいられないわ!お父さんを探しに行かないと……!」
「早くバイト終わらせて来い!」
「わかった!今店長に話してみる!」
それなら私は斉木くんに……!
「私斉木くんに伝えてくる!」
また店を出て、さっき斉木くんと話した場所まで走って戻る
千里ちゃん、お父さんに会えるのかな?
……でももし会って何かあったら……
そう頭によぎったが、走り続けた
「……いないな……はぁっ」
やっぱり帰ってるよね
ここの道はよくわからない
斉木くんがどっちに歩いて行ったかなんて予想がつかない
斉木くんを探そうと、とりあえず道なりに沿って歩いた
───────
「いないなぁ……帰ったんじゃないのかなー?」
帰るルート的には合ってるはず
もうそろそろ斉木くんに追いついてもいい頃なんだけど……
どっか寄り道してるのかな?
その時、横の公園で1人のスーツを着たおじさんが電話をしていた
借金がどうのこうのって……借金取りかな?
まぁ関わる事はないだろうけど、なんだか怖い面持ちだからさっさとここを離れよう
公園を離れ、また斉木くんを探す
なんかもう外真っ暗だし怖くなってきた……
「今ださらえ」
「え?」
横に来た車の中から突然人が現れ、私は口を塞がれ車の中へ引きずり込まれた
「んー!!!」
怖い!!何?!この人たち!!
……!!!さっきの借金取り……!!
なんで?!なんで私なの?!
「こいつがいれば目良の娘も手は出せねぇ……」
!!
その言葉で大体予想はついた
きっと千里ちゃんのお父さんは借金取りに追われてこっちに帰ってきたんだ……!
千里ちゃんも家族として目をつけられているのもわかる
でもなんで私が千里ちゃんと友達だということがわかったの……
「お前なんで私がって思ってんだろ?」
私じゃなくて千里ちゃんをさらえと言いたい訳じゃない
単純になんで千里ちゃんと友達だということを知っているのか聞きたかった
「お前、ピンクの髪の男と一緒にいただろ?」
!!
斉木くんだ……っ!!
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まつり(プロフ) - パトさん» パト様〜(*´˘`*)!!えへへいつもありがとうございます(*´˘`*)その場面ですね!ありがとうございます!自分で書いててアレですが私もそこ結構好きです!笑 ありがとうございます! (2021年4月25日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - 印象に残ってるχ……具体的な話数は忘れてしまいましたが、夢主が学園祭でメイドカフェしてて、そこに斉木くんが来て嫉妬する……みたいな話が印象的ですね (2021年4月25日 10時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - とんこつさん» ありがとうございます!頑張ります! (2021年4月14日 22時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
とんこつ - 書き直ししてたんですね!おつかれ様です!程よく頑張ってください! (2021年4月14日 22時) (レス) id: ce3e3c4100 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - とんこつさん» わーありがとうございます!!凄く嬉しいです!!今最初から10話ぐらいずつ書き直ししてるんですよ笑 間違い探しみたくなりそうですね笑 凄く嬉しいお言葉です!そのお言葉を糧に頑張ります!!ありがとうございます! (2021年4月11日 22時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年4月11日 9時