第300χ ページ25
「私先パイの恋応援します!!先パイには幸せになって欲しいデス!!」
えっ!!
「……?ありがとう……どうしたの?急に」
「何でもないデス!!一緒に帰りましょー!!」
依舞ちゃんの声が遠のいた所で、斉木くんがドアを開けて出た
「……これってどういうこと?」
《……より面倒になったのは確かだな》
「結局はビミョーな感じ?」
「みーこ!ねぇこれどういう事なの?」
「楠雄から聞きなよ、楠雄の作戦だし」
作戦?
《照橋さんと取り合ってるはずの男にまさか別の相手がいた作戦だ》
「あの子も斉木くん好きだったの?!」
《僕に好意があると言っても大部分は照橋さんへの対抗心だ。別の相手にいった僕を手に入れてももう価値が無い》
「なんだそういう事かぁ……最初から言ってよ〜……」
《何も言わず1発本番の方が自然になると思ったんだが……慌てふためいて役に立たなかったな》
「言い方!!役には立ったでしょ!!」
失礼な……!!
まぁ斉木くんの作戦だったとしてもくっつけた事だし許してあげよう……
「でもあの子に付き合ってるってバレたけど大丈夫なの?」
《こんな状況になったんだ、プライドが高い梨歩田が公言する事はないだろう》
「それならいいけど……さっきあの子照橋先輩を応援しますって……」
《それはほんとに面倒な事になった。心変わりしたようだな》
斉木くんは眉を八の字にし、本当にめんどくさそうにため息を着いた
美人と可愛い子が斉木くんを好きだったというのになんたる迷惑顔……
私が付き合えたのってほんとに奇跡なんじゃ……
そう考えているうちに斉木くんはスタスタと玄関へ向かう
みーこはそれを見ながら両手を後頭部に回しため息をついた
「ちぇーっアタシがお相手役やっても良かったのになー」
「だっ、だめだよっ……!斉木くんは私のっ……!かっ、かかかカレ……」
「?カレー食いてーの?」
「違うよ!!彼氏だからだめーっ!」
「……ぷっ……」
みーこは笑いながら私の顔を両手で挟み、グイッと近づいた
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まつり(プロフ) - パトさん» パト様〜(*´˘`*)!!えへへいつもありがとうございます(*´˘`*)その場面ですね!ありがとうございます!自分で書いててアレですが私もそこ結構好きです!笑 ありがとうございます! (2021年4月25日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - 印象に残ってるχ……具体的な話数は忘れてしまいましたが、夢主が学園祭でメイドカフェしてて、そこに斉木くんが来て嫉妬する……みたいな話が印象的ですね (2021年4月25日 10時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - とんこつさん» ありがとうございます!頑張ります! (2021年4月14日 22時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
とんこつ - 書き直ししてたんですね!おつかれ様です!程よく頑張ってください! (2021年4月14日 22時) (レス) id: ce3e3c4100 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - とんこつさん» わーありがとうございます!!凄く嬉しいです!!今最初から10話ぐらいずつ書き直ししてるんですよ笑 間違い探しみたくなりそうですね笑 凄く嬉しいお言葉です!そのお言葉を糧に頑張ります!!ありがとうございます! (2021年4月11日 22時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年4月11日 9時