第285χ ページ10
その後も何かある度に呼ばれ続け、さすがにめんどくさくなって超能力にほとんど頼った
先程両親が帰って来た為僕の任務は終了したが、Aさんは夜ご飯後着せ替え人形の如くたくさんの服を着せられている
「も、もういいですか……?」
「あ〜可愛かった〜!全部サイズぴったりね」
「Aちゃんこのまま2歳児でいてくれないかな〜!これから成長して行く感じで!」
「それは嫌です」
それ人生やり直せと言ってるのと同じだぞ
「さ、Aちゃんお風呂入りましょ?危ないから私と一緒に入りましょうね〜」
「私体縮んだだけで赤ちゃんになった訳じゃないですよ……?」
いいからいいからと母に背中を押され2人で風呂場へ向かった
「いや〜可愛いなぁAちゃん。2歳の頃あんな感じだったのかなぁ」
どうでもいいな
「どうでもよくないだろ〜Aちゃんと楠雄の子供が出来たらきっと最高に可愛いぞ〜」
何の話だ
有り得ない
「有り得ない話では無いよ!楠雄だって普通の人間なんだから、恋愛はするだろ?」
"僕はしない"
いつもならそう答えていた
今は否定すら難しい
まぁ、僕は普通の人間じゃない
「普通の人間じゃないか。普通の人間が、少し超能力を使えるだけだ。普通の人間と同じ恋愛をして何が悪い?」
……………………
「別に1歩引く理由なんて無いだろ?Aちゃんも超能力の事を知ったうえで楠雄の事が好きなんだし…………あれ?!これ言っちゃいけなかった?!」
別に
もう知ってる
「なんだ〜まぁ僕の心の声丸聞こえだしな!」
アンタの心の声じゃない
Aさんが僕に好意を持っている事を知ってるという意味だ
アンタがそれに気づいたのはどうでもいい
「え?!じゃあもう付き合ってたのか?!」
いや、付き合って無い
「え?でも楠雄もAちゃん好きだろ?」
何当たり前みたいな顔してるんだこいつ
「僕もママもとっくに知ってるよ。お前の両親だぞ?毎日毎日お前と一緒にいるんだ。心の変化はすぐにわかる」
……………………
「もう少し自分に素直になってみたらどうだ?」
……黙れ
「黙れってなんだよ?!父親に向かって!!」
父のツッコミを無視し、リビングのテレビを見る
が、何故か集中出来ない
父に言われた言葉の数々が脳内で巡る
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まつり(プロフ) - パトさん» パト様〜(*´˘`*)!!えへへいつもありがとうございます(*´˘`*)その場面ですね!ありがとうございます!自分で書いててアレですが私もそこ結構好きです!笑 ありがとうございます! (2021年4月25日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - 印象に残ってるχ……具体的な話数は忘れてしまいましたが、夢主が学園祭でメイドカフェしてて、そこに斉木くんが来て嫉妬する……みたいな話が印象的ですね (2021年4月25日 10時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - とんこつさん» ありがとうございます!頑張ります! (2021年4月14日 22時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
とんこつ - 書き直ししてたんですね!おつかれ様です!程よく頑張ってください! (2021年4月14日 22時) (レス) id: ce3e3c4100 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - とんこつさん» わーありがとうございます!!凄く嬉しいです!!今最初から10話ぐらいずつ書き直ししてるんですよ笑 間違い探しみたくなりそうですね笑 凄く嬉しいお言葉です!そのお言葉を糧に頑張ります!!ありがとうございます! (2021年4月11日 22時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年4月11日 9時