Ψ後の晩餐6

第272χ ページ46

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｢お待たせしました、本格コーヒーゼリーです｣

｢わぁ、来たね！｣


やれやれ……わざわざ目良さんのいない日を狙って来てるのに……


｢楠雄スイーツ好きとか超意外なんですけどウケる。んじゃ今度スイパラ行こーよ｣

｢あー！私も行くー！！｣


何故こいつがいるのだ全く……
Aさんと一緒に純喫茶魔美に来たのはいいが、まさか相卜がいるとは……

僕がここに来ることがわかった理由は……聞くまでもないか


｢ねー突然現れてビビったっしょ？！サーセン！予知っちゃいました！あはっ、ひいたっしょ？！｣


これだから超能力者は困る


めんどくさいと思いながら、目の前に来た煌々としたコーヒーゼリーを1救いした


｢あっ、それ美味そう。んっ｣


相卜は目を閉じ口を開けた


｢むぅ〜……私も！あー｣


それを見たAさんも負けじと口を開ける

そのあほ面の2人を目の前に、先程掬ったコーヒーゼリーを自分の口の中へ入れた


｢わっ！可愛くね〜……｣

｢まぁそうだろうと思ってたよ……｣

｢女子の気持ちわかってねぇ〜楠雄。マジ萎えなんだけど｣

｢目の前に自分を好きな女子が2人もいるのに動揺もせずコーヒーゼリー食べてますよ姐さん｣

｢これ2人の魅力で倒すしかないんじゃね？｣

｢打倒斉木くんだね！｣


急な結託


《それよりわざわざ予知で待ち伏せて何の用だ？僕には関わるなと言ったはずだが……》

｢そういえば久しぶりに写メ撮んない？｣

｢いいねー！奇跡の再開！｣

｢イエーイハッピーうれぴー！｣


……まぁ今は全然関わらないどころかガン無視されてるが

もう帰ってもいいかな？


｢え？！なんで待ってたかって？言わなくてもわかるでしょ？｣


おでこをトントンする相卜

口で言った方が早いだろ全く……


(好き……超好き！チョーLL。かまちょしてよ。好き好き好き好き、マジ好きBIGLOVE。ちゅき。きゃわたんらぶぽよ)

《全然わからない帰ろう》

｢はァ？！ちょっとどこ行くのよ！｣

｢えっ？！なにー？！何考えてたの？！みーこ何考えてたのー！！｣

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