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従業員「どうぞー」
観覧車は混んでなくて、ほぼ待たずに乗れた。
『おお…観覧車とか超久しぶりに乗ったわ…』
キヨ「俺も久しぶりだわ…」
なんてボーッと外の景色を見ながらぽつりと呟いた。
ゆっくりと、でも確実に上昇していく観覧車。
意外と高くて少し怖い気もするが、どこか心地よい感じもする。
ふとキヨの方を見ると夕日がキラリと光り、キヨの横顔がとてもキラキラとして見えた。
消えてしまいそうなほど儚い横顔だ。
じっと見ていたのに気づいたのか、キヨもこっちを見た。
当然のように、視線は交わる。
ずっと見ているのも恥ずかしいので視線をずらした。
観覧車はゆっくりと頂上に向かう。
キヨ「…A」
そう呼ばれ、またキヨの方を見るとすごく優しそうな笑顔でこっちを見ていた。
そんな笑顔も私は大好きだ。
キヨ「キスしていい…?」
そう言われて断れるはずがない。
いや、私なら断らない。
キヨがゆっくりと顔を近づけてきたので私もゆっくりと目を閉じた。
私たちの唇が重なる時、夕日は私たちを乗せた観覧車と重なりものすごく綺麗に輝いて見えた。
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夏花(プロフ) - デリマさん» コメントありがとうございます!最初からなんて…!!最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。そう言ってくださるのが本当に本当に嬉しく思います。これからもがんばります! (2016年6月13日 21時) (レス) id: 56c6fbb291 (このIDを非表示/違反報告)
デリマ(プロフ) - 完結おめでとうございます!最初から読ませていただいていた者です…!夏花さんの小説がとても大好きです!本当にお疲れ様でした!!! (2016年6月12日 23時) (レス) id: 7507d43633 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙の黒星@(プロフ) - いよっしゃあああああああああああああ!!さらば花音!!←← (2016年5月9日 2時) (レス) id: 58e88aa5b1 (このIDを非表示/違反報告)
夏花(プロフ) - レモンさん» コメントありがとうございます!私自身もハッピーエンドの方が好きなのでハッピーエンドにしたいと思ってます(^^) (2016年2月2日 21時) (レス) id: 417cb95aeb (このIDを非表示/違反報告)
夏花(プロフ) - 夢月さん» コメントありがとうございます!ハッピーエンドにしたいと思ってます(^^) (2016年2月2日 21時) (レス) id: 417cb95aeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏花 | 作成日時:2015年4月17日 21時