ばかじゃないの

はいはいふまけん ページ34

side:Fum






勝『風磨くーん、お土産持ってきたよ…って、なんで健人先輩が？』






健『あ、勝利くんこんばんは！今日風磨から勝利くんがお土産持ってくるって聞いてたから、おじゃましてるの。』






おじゃましてるって、お前結構なペースで俺ん家来てるじゃん。





まぁ言わないけど。






｢わざわざありがとな、勝利。…で、松島とはなにか進展あったわけ？｣






勝『あのさ、風磨くんってほんとデリカシーないよね。…もしかして健人先輩も知ってるんですか？』





健『なんとなくそうかなって思ってて…風磨に聞いちゃって…ごめんね？』






｢あ、おいそれ言ったら俺が悪いのバレるだろ。｣






勝『もー…いいよ、健人先輩が良い人なのはわかってるし。』






健『っ！ありがとう勝利くん！』






勝利の肩を持ってブンブン振る中島。






いや勝利の首とれるぞ。






｢おーい中島、勝利が逝くからそのへんでやめてやれ。｣





健『あ…ごめ、勝利くん、』





勝『や、…だ、だいじょぶデス。じゃあ、あの、俺はこれで失礼します。』





｢んー。頑張れよチェリーボーイ。｣





勝『なっ、誰がチェリーボーイだよ！！…もうっ！帰るっ、』






｢ふっ、あははは、あーおもしれ。｣






勝利の反応が面白いから、昔からよく勝利をいじってた。






松島のことは聞き出せなかったからまた聞いてやろ。






健『ふーま、ほんとに勝利くんと仲良しだね。』






中島さん、口とんがってますよ。






また拗ねちゃって、かわいいやつ。






｢んー、まぁ。…一緒にいる時間はお前が1番長いよ。｣






『…んふふ、知ってるよ？』







そんな身長変わんねぇくせに上目使い。







今日も中島は中島だ。

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