#56 -キヨ- ページ6
今私は仕方なくキヨくんと遊んでます。
遊ぶというか、ドンキに連れて来られました。
キ「なぁA。メイドやって」
『はぁ！？』
キヨくんはメイド服を手に持って笑顔でそんなことを言っている。
唐突すぎる…。
こいつの頭は一体どんな構造になってるのだろうか。
キ「メイドに合うメイクとカラコンも俺が買うから！」
私はその言葉に少し心が揺らいだ。
だってメイク道具とカラコン買ってもらえるんだもん！
『乗った』
キ「よっしゃ！」
ナチュラルに盛れるカラコンとリップとアイシャドウを買ってもらった。
ナチュラルカラコンは本当に有難い。
キ「じゃあ、俺ん家行くか」
『うぃー』
キヨくん家に着き、私は洗面所を借りて準備を始めたところで問題があることに気づいてしまった。…髪だ。
この前私は青に髪を染め、ショートカットにしたのだ。
“メイド=ナチュラル”のイメージがある私は今回は断念しようと思い、キヨくんの元へ向かった。
『キヨくん…ごめん今日はメイドしなくてもいい？』
キ「これだろ？」
キヨくんはキャラメルショコラのロングのウィッグを投げてきた。
なんで私の思ってたことわかったんだろ？
『なんでキヨくんこんなの持ってるの…？』
キ「Aの忘れ物」
『うぇぇ！ありがとー』
私はウィッグをツインテールにし、簡単にメイクを済ませた。
メイド服は思ってたよりスカートが短かったが…まぁいいか。
『キヨくーん。できたよ』
キ「んーっ…？」
キヨくんはソファーで寝ていた。
あまりにきれいな寝顔に私は少し見いっていた。
キ「うぁ。かわいい…」
寝ぼけたキヨくんは私のメイドを連写してきた。
キャバに来た変態親父みたいになってるよ…。
キ「A〜」
私はキヨくんに腕を引かれ、ソファーの上に押し倒された。
そのままぎゅっと抱きしめられる。
『ちょっ…キヨくん！』
キ「A柔らかい…」
はぁっ！？何それ。
私が太ってるって言いたいのっ！？
キ「ずっと好きだったよ…」
勝手に一人怒ってる私に対して、キヨくんは私の耳元でそう呟いた。
キヨくんの苦しそうなその声に私は胸が痛くなった。
『キヨくん…ごめんね』
私のその言葉にキヨくんは返事を返してくれなかった。
おかしいなーっと思い、顔を覗くとキヨくんは寝てしまっていた。
どこか寂しげのあるキヨくんの寝顔を見ながら、私はデジャブを感じていた。
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紫燕-sien-(プロフ) - (^ω^≡^ω^)さん» 遺言ありがとうございます笑！了解しました。うしざぁさん落ち書きますね。1週間以内に書くのでまた覗いてみてください^^ (2020年8月30日 23時) (
レス) id: df725488bb (このIDを非表示/違反報告)
(^ω^≡^ω^) - うしざぁ落ちを......書いてくださ......い......(遺言 死因:萌え) (2020年8月30日 8時) (レス) id: f0a83a5353 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - いつも面白く楽しみに更新を待っています！大丈夫です！治ったらゆっくりでいいです！待ってますので…(^^) (2020年2月27日 2時) (レス) id: 84a3026717 (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - わぁ！リクエストとお答えくださってありがとうございます！続きがとても楽しみです！ (2019年12月30日 4時) (レス) id: a656fafccc (このIDを非表示/違反報告)
紫燕-sien-(プロフ) - 宙ブラリンさん» 読んでいただきありがとうございました。 (2019年12月29日 17時) (レス) id: df725488bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫燕-sien- | 作成日時：2019年12月19日 20時
