【実.況者】俺らの幼馴染みが馬鹿すぎた件【最/俺】 (ページ12)

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#12 -ヒジキ組- ページ12

前回の続きみたいなものです

私(&邪魔者キヨ)が待ち合わせ場所に向かうとヒラくんだけでなく、フジくんもいた。

ヒ「やっほ」

いや、あざとくてかわいいんだけど…。

『何でフジくん？』

フ「ヒラに来いって言われた」

あ、そう。
ヒラくん…余計なこと言ってたら殴るからね！

ヒ「俺も気になったこと言っていい？」

キ「だめ」

フ「てか…あれだろ？ヒラが言いたいことって“なんでキヨ居んだよ”だろ？」

ヒ「本当その通りだよ…」

ヒラくんと2人っきりのデートになるつもりが、余計なの2人と遊ばなければいけなくなってしまった。
まぁ、フジくんは100歩譲って良いとするけど…キヨくんは………。

フ「ヒラとAどこ行く予定だったの？」

うっ…。
嘘吐いたらバレるかな…？

ヒ「ヲタクの聖地！」

言うなよっ！余計なことをっ！
私がキモヲタだってことと、コスプレイヤーだってこと2人には言ってないんだよ！

キ「ヲタクの聖地…？」

ヒ「え？知らないの？」

フ「何を？」

うぉぉぉおい！
ヒラくん言わないでぇえ！
って、心の中で叫ぶだけで実際は顔が死んでいるだけだ。

ヒ「Aちゃん、コスプレイヤーなんだよ？」

『うぉおい！言うなよ！』

ヒ「ふぇー？」

いや、お前かわいいな！
私のコスヤバいからフジくんとキヨくんに見せたらどうなることか…。

フ「Aのコスプレ見たーい」

キ「見たい…」

えぇ…。やだぁ。

ヒ「お願いっ！」

ヒラくんは手を合わせ、私をじっと見てくる。
ぎゃんかわ。
しゃーねぇなぁ。

『わあったよ。ちょっと待ってて』

私は近くにあったトイレに入る。
そして、大きなトートバッグからコス衣装とメイク道具を取り出した。

あーあ。なんでこんなときに限って、メイドしかもってないんだろ…。
私は自分のメイド姿を見て失望した。
が、仕方なくみんなの元へ戻る。

ヒ「あー！来たぁ」

キ,フ「「え…」」

ヒ「今日は男装じゃないんだ」

ヒラくんは見慣れているからいいが、キヨくんとフジくんは目を開いて驚いている。

『…ブスだから着替えて来ていい？』

フ「かわいいよ」

キ「襲っていい？」

『はぁ？』

キヨくんはめつちゃ写真を撮ってくる。
キモくんキヨいよ。

キ「A、デート行くか！」

『行かねぇよ』

キ「せっかくかわいいのに」

そう言ってキヨくんは私の頭をぽんぽんっとした。
顔だけ野郎め…。

なんか、よくわかんない話になりました笑
by紫燕-sien-