【赤葦京治】社内恋愛【黒尾鉄朗】

25話 ページ28

黒尾 side









「____________そうだね」









と、嬉しそう笑顔を見せたA。








やっぱお前は笑ってる方がいいな








黒尾「お前の淹れたコーヒー飲みてぇーってみんな言ってるから」









「え？そんなに美味しいモノだった！？」









どうやら本調子に戻ったらしい。







黒尾「まぁ、不味くはねぇんじゃねぇの？」





ここで素直に言わないのが俺だ







「変なところで素直じゃないんだから」









黒尾「るせーよ」









・・・本当は人一倍、お前の淹れたコーヒー飲みてぇくせによ。









「まぁ、いつかは淹れてあげるって」









また嬉しそうに微笑んだ。







黒尾「嬉しそうだな、お前」








「ふふ、黒尾にはお世話になってばっかりだなーって思ってさ」









・・・・そういえば、今日はラペルピンを付けている。









「たまには私からもプレゼントしてあげる」









黒尾「あー、“私がプレゼントだよ”的なヤツか」









「はっ！？ち、違うし！！！！ありえないから！！！！」









焦っている姿が面白くてつい笑ってしまった。







「もう、なに笑ってんの…ムカつく…」









Aのどんな姿であろうと可愛いと思ってしまう。









___________俺、結構重症だな









ほんとはもっと一緒に仕事したい。






一緒にたい。









________________俺のモノにしたい。



















でも………









簡単にそうとはいかないらしい。






















赤葦「・・・・Aさん」

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