24話 ページ27
「・・・黒尾・・・!あ、ありがとう・・・」
黒尾「貸せ」
“お前見てるとハラハラするわ”
といいながら、私が運んでいた大きいダンボールを軽々しくしく持った。
「え"っ、ちょ、いいって…!」
黒尾「お前いっつも経理部の時俺に押し付けてきたくせによー。」
・・・どうやら黒尾はいつもと変わらない。
「・・・・そ、それは…ごめん…」
・・・どこを見ていいかわからない。
・・・意識してしまうせいか、黒尾の口元しか目に入らない。
いつも通りに接しろ、自分。
と、暗示をかけるものの………
黒尾「あー、なに
__________俺のこと意識してんの?」
・・・・と、図星なことを言われ、つい赤面になる私。
「・・・してない」
と、俯きながら言った。
黒尾「へぇー。」
顔を見なくてもわかる。
ニヤニヤしてる、絶対。
もう声のトーンからして確実だ。
絶対私のことからかってるでしょ?
「・・・もう、どんだけ私のこと好きなの」
・・・と、前にも言った同じセリフを1人でポツリと呟いてみたが
黒尾「だから“好き”って言っただろうが」
・・・さらに私の顔は赤く染まってしまう。
前は“自惚れんな、アホ”って言ってきたくせに。
こうやって助けてくれるし。
荷物持ってくれちゃうし。
歩幅合わせてくれるし。
私が気を遣わないように、さらにはいつも通りに接してくれるし。
なんなんだ、この紳士さは。
黒尾「ここでいいんだよな?」
「うん」
黒尾「・・・あのなぁ、俺達何年の付き合いだ?」
「んー・・・5年くらい、かな」
黒尾「俺が告ったぐらいで、その5年の関係がな_______
簡単に崩れるわけねぇし、させねぇから安心しろ」
そうして、私を安心させるように頭を撫でた。
その言葉は
私が欲しかった言葉なのかもしれない。
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daia-ria(プロフ) - 初めまして。最近このサイトを知り今日一気にこの小説を読みました。ドキドキ////////してよかったです。私は赤葦くんも黒尾くんも好きなので複雑でした・・・番外編などで、赤葦がドSなところとか読みたいのでよかったら、書いてください!!!お願いします。 (2015年12月8日 20時) (レス) id: 57bc7189e5 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん25(プロフ) - 初めまして、お疲れ様です。一気に読ませていただきました。顔がにやけてため息がでます。そして、あたしの中から何かが出て行ってしまったようです。。。? (2015年11月28日 20時) (レス) id: 2b4bb6ce14 (このIDを非表示/違反報告)
トルティーヤ - な、なんだこれは!!!!!!!!面白すぎる!!!てかイラストのクロかっこよすぎ/////メガネにバンザイ! (2015年8月25日 10時) (レス) id: 8bedbe429e (このIDを非表示/違反報告)
桜陰 - イラストのクロがかっこよ過ぎて辛い。髪おろしてるクロ好きだ。 (2015年5月12日 20時) (レス) id: 90b9e4c21b (このIDを非表示/違反報告)
塩酸 - イラストがとっても上手ですね!!! もしよければ、私の小説のイメ画描いて欲しなぁ〜(笑) (2015年4月5日 11時) (レス) id: 141141b8d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅまろ | 作成日時:2014年12月12日 23時