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あれからまた
柊人からの手紙が届くようになった
いつの間にか家まで知られていたようで
次々手紙が届く
「ねぇ、あのときの男は誰なの？
Aの知り合い？友達？
Aの、何？」
「最近お店休んでたんだね
体調でも崩してたの？
辛いときとか俺のこと、頼ってね？」
「大丈夫
いつだって俺が見守っててあげるから
何も不安に思うことはないよ」
「いつも一緒に帰ってるアイツ等は何？
俺がいるから、
大丈夫だって言ってるじゃん
Aが声をかけてくれなくても
毎日会いに行くよ
あ、たまには俺と一緒に帰る？
それもいいね」
「昨日は久しぶりに話が出来て良かった
でも少し元気なさそうだったね
俺も心配だな
でも昨日は一緒に帰れたからね
今度は二人きりがいいなぁ、なんてね」
いつまでも一方的に送られ続ける手紙
心にあるのは、恐怖とかじゃなくて
まきこんでしまったみんな、
そして柊人への罪悪感ばかりで
手紙の山が大きくなるたびに
自分が思い浮かべるみんなの顔が
不安そうになり
柊人のあの
歪んだ顔が頭にちらつく
柊人のあの思いが
歪んでしまったものでなければ
どれほど良かったのか
何か出来なかったのかと
今更に思い悩んでいる
そんな自分が身勝手すぎて嫌になる
でも、柊人とは
会話をした記憶もなければ
一緒に帰った記憶もない
帰った、ならまだあり得る
付きまとわれていた、ということ
…でも、会話なんてしていない
あの日以来会ってもいないのに
どういうことなの？
────────
主人公病んじゃいそうだよ！？
早く助けてあげてー！
あと、評価等のほうもよろしくお願いします！
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作者名：渡下 | 作成日時：2018年9月4日 17時
