キヨいますか ページ20
はあ、はあ、
息がつまる
俺は薄れゆく意識の中、人差し指に望みをかけて［それ］を押した
ピーンポーン
…
反応がない
クソッ、俺はここまでなのかっ……
朦朧とする意識の中で、もう一度闇の様な黒色の［それ］に人差し指を伸ばした
ピーンポーン
…
この世には三度目の正直、という言葉があるらしい
混濁した意識の中、俺はまた［それ］に手を＿＿＿
ポッキー「もう良いわ！！！」
ガチャ、と音がして扉からポッキーさんが出てきた
『おはようございますポッキーさん』
俺は肩で呼吸をしながら挨拶をした
ポッキー「いやおはようございますじゃないでしょAさん
何で隣の僕の家来るだけなのに死にそうになってるんですか」
『ランニングついでにキヨいるかなって寄ってみました』
するとポッキーさんの家の奥からダダダダッと足音がこちらに迫ってき、赤が俺に抱き付いた
キヨ「Aーーー！！！
やっぱり俺のこと大事に思ってくれてたんだな！！！
俺、Aなら迎えに来てくれるって信じてたぜ！！！」
抱き付かれたまま優しい声で返す
『当たり前だろ、キヨ』
ポッキー「何か良いカンジになってるけど、優先順位キヨさんよりランニングだったからな」
キヨ「なぁA、俺のこと、どんぐらい好き？」
ポッキー「面倒臭い彼女！？」
『スリッパの次ぐらいに好きだよ…』
ポッキー「果てしなく低いなオイ！」
帰ろう、俺達の場所へ
そう俺が左手を差し出すと、キヨは瞳を潤ませひとつ頷き、その手をとった
ポッキー「あのー、朝から人の玄関前で茶番しないでもらえますかー」
さようなら、ポッキーさん…
君のお陰で、キヨはこの夜を乗り越えることができた
ポッキー「大げさですけど…まあAさんに言われたら悪い気はしないなぁ」
君の犠牲は忘れないよ
どうか安らかに眠ってくれ…
ポッキー「急に僕を殺すなぁぁあ！！！」
俺は灰となったポッキーさん家をバックにキヨと帰路につく
ポッキー「何で僕の家灰になってんすか」
コンドルが俺を呼んでいた
ポッキー「ニワトリだけどな」
.
そろそろボケるのに疲れたため帰るのであった
.
ポッキー「…何だったんだこれ…」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ほんとそれな(by作者)
.
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とぅび@セキ(プロフ) - ミィさん» ヤダ！これ、私の腹筋！！((ありがとうございますww (2018年2月22日 1時) (
レス) id: 15cad6d40c (このIDを非表示/違反報告)
とぅび@セキ(プロフ) - 甘雪さん» アブさん！わかりました！！ですが出てきたとしてもあのイケメティックなアブさんはいないです(笑)遅くなりましたがリクありがとうございます！ (2018年2月22日 1時) (レス) id: 15cad6d40c (このIDを非表示/違反報告)
とぅび@セキ(プロフ) - 甘味雅さん» ごめん甘ちゃん…また失踪してた(( (2018年2月22日 1時) (レス) id: 15cad6d40c (このIDを非表示/違反報告)
ミィ - とぅびさん…一読者の私から一言いいですか…？「…俺の腹筋を返してまじでw」 (2017年3月22日 14時) (レス) id: 3549e4edfb (このIDを非表示/違反報告)
甘雪(プロフ) - あの！！ｱﾌﾞｩさん小説に出して欲しいです(( (2017年1月16日 22時) (レス) id: 62566043f2 (このIDを非表示/違反報告)
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