ノイン・レクレシオス〜悪夢救いし９人の聖戦士〜

第２話 ページ4

明世サイド

私は秀明、信二、健二郎先輩と２階を中心に見回った。

金丸「皆、うなされていましたね。」

白州「ああ。うなされているってことは、悪夢を見ているってことかもな。」

東条「でも、そのわりには起きませんね。」

確かに、悪夢を見ていると、大概は耐えられなくなって、起きてしまう。

なのに、悪夢を見て、起きないっていうのは、おかしすぎる。

更に、嫌な予感がしてしまった。

明世「…もしかして。」

白州「どうした？明世。」

明世「思ったんです。誰かが意図的に悪夢を見せ、永遠に目覚めないようにしているのかもって。」

金丸「まさか、そんなことは…」

東条「いや…ありえるかもしれない。」

白州「！！空が急に暗くなった！」

すると、足音が４つ。

沢村「明世！東条！」

川上「金丸！白州！」

白州「お前達も気付いたか。」

春市「はい！ひょっとしたら…」

降谷「…悪夢と空が暗くなったのに、関係があるのかも。」

金丸「可能性がないとは言いきれねぇな。」

すると、

咲夜「明世！皆！」

倉持「大変だ！監督もうなされてる！」

明世「嘘！？」

大急ぎで監督室に行くと、監督もうなされていた。

御幸「まさか、監督までうなされていたとは…」

すると、その時だった。

前園「ぐっ！」

川上「何これ…！」

白州「急に睡魔が…！」

ゾノ先輩、ノリ先輩、健二郎先輩が眠りに落ちてしまい、そして、間もなく、３人はうなされ始めた。

明世「…やっぱり、誰かが意図的に悪夢を見せ、目覚めないようにしているのかも。」

咲夜「ああ。空が暗くなったのも、関係しているかもな。」

となれば、危険は承知で…

明世「行こう、皆。人々を悪夢から目覚めさせるためにも！」

私達は着替えて、学校を出た。

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