ノイン・レクレシオス〜悪夢救いし９人の聖戦士〜

第２４話 ページ26

明世サイド

プルート「くそっ！こうなりゃ…ブラッディ・オンブル・ハウリング！」

あまりの早さに防御が間に合わない。

すると、咲夜が左手を出し、技を打ち消した。

プルート「何っ！？」

咲夜「明世を狙ってんのが見え見えなんだよ！」

明世「プルート！貴方はこのままでいいの？輝きを消し去って、暗く冷たいところに独りぼっちになってもいいと言うの？」

プルート「ああ、構わない！」

明世「…プルート。貴方は孤独がどれだけ辛いものなのか、分かってない。」

プルート「何？」

明世「誰にも頼らずに、独りでいることはとても辛いことなんだよ。」

そう。現に咲夜も家族を亡くして、独りぼっちになったことがあった。

だけど、私が手を差し伸べて、咲夜が独りぼっちにならなくなったし、一也先輩が家族だと分かって、家族のいない悲しみや辛さから脱することができた。

明世「プルート！選びなさい！このまま、暗く冷たいところに独りぼっちでいるか…私達の輝きを受け入れ、孤独から脱するかを！」

東条「明世…」

倉持「まさに、究極の選択だな。」

プルート「…僕は暗く冷たいところに独りぼっちでいる。それ以外に選択肢はない！」

明世「…やはり、言葉で納得してくれないようね。」

心変わりしないのなら、問い掛けても無駄だね。

明世「なら、私達が聖なる輝きの力で貴方を止める！」

プルートが心変わりしない以上、もうやるしかないんだ。

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